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インフレターゲットの素朴な疑問

67 名前:名無しSeptemberLove 投稿日:2001/09/21(Fri) 22:10

>>62野次馬さん
>日本人の消費行動は二極化しているという実証研究が「流行り」(?)ですから、集計された>状態の予想は難しい面があります。
というのはどのように二極化しているのでしょうか。リスク回避的な層とリスク中立的な層って感じでしょうか?実証はどうやってやるんですか?教えてくんで申し訳ないのですが。
68 名前:野次馬 投稿日:2001/09/22(Sat) 00:21

>>67
「不平等社会日本」とか「日本の所得格差」とか、新書レベルで日本の賃金格差を論じているものが出ています。他にもあったと思うけど、思い出せない(苦笑)。
論調は「日本には賃金格差が殆ど無くかなり平等だと言われてきたが、もはや幻想だ」というものです。要するに、古典的な貧富の差の拡大というお話です。
リスク対応と関連させて言えば、リスクラバーとアバーターに分解しているということになるでしょう。
これらの実証は、個別テーマの統計実態調査やコーホート調査、ミクロレベルのパネルデータのような手法だったと思います。
卑近な例では、ダイソーの百均ショップが大繁盛する一方で、ブランドものバックや高級宝石店に行列が出来る現象や、東大や京大に子供を進学させる家庭や弁護士や医者になる人の家計は平均所得を上回っているという「観察事実」(?)・・・・・など、でしょうか(笑)。
69 名前:名無しSeptemberLoveこてはん29 投稿日:2001/09/22(Sat) 09:13

>68
あのー、「不平等社会日本」は、ドキュソ本決定、だったのでは。
「日本の経済格差」は、ドキュソじゃないけど、その主張の一部に
批判がでていましたよね。
70 名前:こてはん29 投稿日:2001/09/22(Sat) 09:22

>69
名前を間違って入れてしまいました。すいません。
それと、
>61
すりらんかさんも、あのスタグフレーションは、ネガティブサプライショック
によってのみ起こったと考えられているようですね。ということなら、
すりらんかさんの考えの辻褄も理解しました。
71 名前:野次馬 投稿日:2001/09/22(Sat) 11:01

>>69
そうですか。あの本はドキュソだったのですか(ワラ。
では、もう少し他のものを待ったほうがいいのかな。
それと、消費の二極化は90年代に女性研究者が著したある本(だったと思う)が、そもそも「流行り」のきっかけだったと思うのですが、ゴメン、ずっと思い出せないでいる(苦笑)。

でも、この所得格差の問題はジニ係数やローレンツ曲線などの古典的な方法を用いた研究も数多くありますね。日本では高山憲之や、最近は橘木などが有名です。
結果としては、格差が広がっているというのと、広がっていない、それほどでもないというのと、両サイドの主張があったように思うんだけど。
ただ、バブルが崩壊して、「一億層中流」みたいな神話が崩れ去ってくると、恒常所得の高い層とそうでもない層が出現しているように思える事実が散見されるわけで、その意味で「流行り」になるのはそれなりに必然だと思いますね。

でも、やっぱり東大に行くヤツや医者になるヤツの家計収入は、平均値以上だというのは、経験的事実として当たっているような気がしてたんだけどなぁ。
こんなこと書いてたら俺もドキュソだと言われるか(笑)。

ま、院生の人でこのテーマに興味がある人は実証してみたら、とは思うけどね。
労働経済学の分野は、阪大の大竹氏辺りが入門書も出していたし。
72 名前:名無しSeptemberLove 投稿日:2001/09/22(Sat) 13:04

岩波の「所得と富」とかは違うのですか?
73 名前:67 投稿日:2001/09/22(Sat) 13:26

レスありがとうございました。なるほど消費行動の二極化とは所得分配の不平等化にともなう話でしたか。確か橘木さんの新書の中の実証分析って日本とアメリカの比較不能な所得を使って日本の所得分配は意外やアメリカに比べてすら平等ではない(かたっぽが税・移転後の所得でもう片一方が生の所得とかそんな感じだったと思う.)みたいな話をしているって大竹さん+斎藤さんに批判されてたんじゃなかったでしたっけ。アメリカでの研究だと普通は生の所得を使って不平等度を議論していますよね。
もとより高年齢層ほど所得分配は不平等だから、人口の高齢化が所得分配の不平等かをもたらしている、みたいな話を大竹さんどこかでしてたと思いました。じゃあ年齢構造が不変だったとして今の不平等度はどのくらい減っていたのかみたいなDecompositionみたいな話っておもしろそう。
あとまたもや大竹さんで欧米諸国で観察された所得分配の不平等化が同じ先進国日本であまり観察されなかった理由として本来なら落ちこぼれていた中高年の未熟練労働者が公共事業に誘発された建設業に吸収されたからだみたいな分析をしていますね。ということは構造改革でこの辺の層が激しく吐き出されてくる可能性がありますね。
74 名前:野次馬 投稿日:2001/09/22(Sat) 14:03

>>72
石川経夫・・・でしたっけ?

>>73
>かたっぽが税・移転後の所得でもう片一方が生の所得とかそんな感じだったと思う

比較不能というよりも、データを統一して比較してなかったということですね。その批判、聞いたことがあるような気がします。事実だとすれば、かなり初歩的なミステイクですね。
でも、税引後の所得でのほうが格差が大きいとしたら、日本の税制は高額所得者に有利になっているか、それほどとんでもない大金持ちはいない、ということになるという、また違った面の議論に発展していかないといけないですね。

>アメリカでの研究だと普通は生の所得を使って不平等度を議論していますよね。

国民所得のレベルで比較するのか、可処分所得のレベルで比較するのかは、この手の議論の出発点だと思うんですが。「生の所得」というのは、おそらく税引き前の所得のことでしょう。
「所得の格差」を正確に比較しようと思ったら、国民所得のレベル(要するに「生の所得」)のほうが相応しいでしょうね。

>構造改革でこの辺の層が激しく吐き出されてくる可能性がありますね。

というか、構造改革とはそれを狙ってると思います。問題は、その吐き出された人々が再雇用されるような流動化政策なり、雇用制度が出来ているかと言えば、全然なってない、というのがマーケットや大方の日本人の感覚ではないでしょうか?
だって、ほんの少し前までは「ITでなんとかなる!」などと超楽天的なことをのたまわっておられたじゃないですか(笑)。
産業構造の転換を大規模に進めるのに、制度的整備や移行期間の保障もないまま、かけ声だけで進むのなら、それこそ発想がバブルだわな。
75 名前:すりらんか 投稿日:2001/09/22(Sat) 15:33

おひさしぶり<こてはん29さん

昔のスレで『不平等社会日本』はまずいだろ,っていってたのは「日本経済に
2極分化なんておきてない」という意味ではなくて,彼の論法の話しです.ホ
ワイトカラーの子がホワイトカラーになる率が上がっているという話しとかは
「それはちょっとまずいんじゃないの,WC自体が増えてるんだもん」と感じ
たりしました.それにWC自体の意味合いが日本では微妙ですもの.やはり比
べるなら生涯所得しかないだろ,と思うんですよ.
76 名前:野次馬 投稿日:2001/09/22(Sat) 18:55

>>75
なるほど。
でも、

>彼の論法の話しです.ホワイトカラーの子がホワイトカラーになる率が上がっているという話
>しとかは「それはちょっとまずいんじゃないの,WC自体が増えてるんだもん」と

この論法って、実は俺は西村氏辺りの「今時の大学生の学力低下」って議論と似たものを感じる。
「それはちょっとまずいんじゃないの、大学に行くやつ自体が増えてるんだもん」と(笑)。

間違いなく「学力」なるものは落ちていると思いますが、それにはそういう人口変動や社会状況のような「構造変化」があると思うんだけど、西村さんほどの人が結構安直な解決の処方箋を書いているのを見て、逆にちょっと失望したのを思い出しました。
・・・・と、思いっきりこのスレとは違った内容のものに変質してしまいました。スマソ
77 名前:こてはん29 投稿日:2001/09/23(Sun) 06:08

>>75
>ホワイトカラーの子がホワイトカラーになる率が上がっているという話し

もう少し正確に言うと、戦後の混乱期や都市への労働移動の激しかった
高度成長期と比べれば、80年代以降、階層が安定的に見えるのは
当たり前じゃないのってことです。

>それにWC自体の意味合いが日本では微妙ですもの

また、WC上といったってリストラされそうな管理職まで含んでいる
わけですからね。大竹さんが指摘しているように、現在、所得格差が
拡大しているのは、むしろ、まさに50代のこの階層内でしょう。
それに、いわゆる一流大学に子弟を入学させている裕福な家庭は
実は、自営業者だったりしますからね。

ストーリーのロジックが荒っぽいなあってことです。


( 役に立った! | 元スレ )
78 名前:すりらんか 投稿日:2001/09/24(Mon) 00:32

>WC上といったってリストラされそうな管理職まで含んでいる
>わけですからね。
まさにその通りだと思います.
79 名前:開田 投稿日:2001/09/26(Wed) 22:54

少し前にこの板で議論されてましたが、
インフレターゲットを成功させるためには
 嵎価が持続的に上昇すると市場が信じる」ことが必要。
∋続に物価が上昇すると信じるならば、物価上昇分をリスクプレミアムとして
金利にマークアップする。
6睛に上乗せされるリスクプレミアム分の余分な金利以上にインフレを起こさなければ
実質金利が低下しない。

このよう考え方では、インフレターゲットはうまくいかない、と主張していると思うのですが、
それへの反論が(あったかもしれないが)よく理解できません。
やはり強制消費効果しかもたらさないのでは?
80 名前:すりらんか 投稿日:2001/09/27(Thu) 00:00

>開田さん(なんてよむの?)

反論は3つあります
1.「強制消費効果しか」というがこれが一番大きい.
2.現時点では均衡の実質利子率がもっと低いのに名目利子率の下限に阻まれ
ているCPIの上方バイアスやWPIを考えれば日本のデフレ率は2%どころじゃない.
3.リスクマネーへのシフトがおこる

んで,私は1を重要視しています.
81 名前:H1 投稿日:2001/09/27(Thu) 22:00

>>2のすりらんかさんへ
>現時点で最大の資金需要者である政府に資金を持続供給することを決め
>ればは相当なインフレ期待を有無と思うのですが如何でしょう.
これはどういうことですか?
82 名前:開田 投稿日:2001/09/28(Fri) 00:31

すりらんかさん、ご回答ありがとう。
ちなみに「かいだ」と読んでください、これで固定しますので。
すりらんかさんは、「 廚龍制消費効果を重視する、とのことですが、
この点では私も同じ意見です。ただ、重視する、というのではなく、それ以外の
効果を予想しないだけというのが本音ですが。
さて、この強制消費効果、勝手に名付けたので、(他の人のために)断っておきますが、
「消費しなければ実質的な意味で損をする状況を作り出すことで、消費を誘発すること」です。
この効果を期待することには賛同できないのです私は。
まず、第1に、強制消費は、インフレターゲットの枠を逸脱している、ということです。
インフレーターゲット論者は調整インフレではない、といっていますが、強制消費を期待する
ならば、それはもう調整インフレの域に達しています。
83 名前:開田 投稿日:2001/09/28(Fri) 00:31

第2に、強制消費効果が顕れるには、人々が「物価上昇が持続する」と信じなければいけません。そう信じなければ無理矢理に消費しませんから。そう信じることで、≫1:会員さん が言っているように、実質金利を低下させる効果はなくなり、物価上昇を勘案したリスクプレミアム分が金利に上乗せされます。この結果、金融機間の貸出金利は上昇します。貸出金利の上昇を上回るだけの効率の良い投資案件が醸成されるかは疑問です。これは、投資を投機的案件に誘導する可能性を示唆するものです。逆に、貸出金利の上昇が儒資抑制に働けば、(設備)投資を抑制する結果になります。消費が活発になって、生産が増加して、高い金利を払ってでも能増投資するほうが儲かる、という状況になればいいのでしょうが、この状態が続くとスパイラル的な金利の上昇になるのかもしれません(すみません、この点に関しては詰めていません)。
第3に、強制消費効果を引き起こすためには、2〜3%のインフレでは難しいということ。2桁のインフレの時代を含めると実証できるかもしれませんが、インフレ率0±5以内での状況で有意な結果を導き出すことは困難です。ある程度高いインフレ率を持続させなければ効果がないとして(効果があるということを主張できる方があれば教えてください)、それを続けるとバブル。勿論、需資があればそうならないのだけど。
84 名前:開田 投稿日:2001/09/28(Fri) 00:35

本当は第6まであったのですが、分割して送信している間に、なくなってしまいました。
いまからうち返すのでも時間的に無理なので、追って載せていきます。
85 名前:すりらんか 投稿日:2001/09/29(Sat) 00:00

>81のH1さん(水素?ロケット?^^)
マネー拡大といっても,ハイパワードマネーの供給が預金通貨の減少と
一対一対応してたらなんもならない.あなたの国債を日銀がかって,そ
れをタンス預金するなら,インフレは起きない(名目需要を刺激しない)
わけです.でも,国はタンス預金しないですから,これは名目需要を刺
激して物価は上に押されるでしょう.

>開田さん
追加掲載楽しみにまっときます.また,古い話しなのではやりではないので
すが期待インフレに固執せず,インフレそのものの持つ市場調節機能も重要
です(名目価格の下方硬直性とデッドデフレーションの話し).また実質金
利については,現在,実質金利は名目金利の下限制約とデフレのせいで均衡
水準まで下がりようのない状態にあるという点にも注目が必要でしょう.CP
Iは上方バイアス考慮してもせいぜい(?)3%のデフレでしょうが,企業に
とって意味を持つのはCPIじゃない.

>インフレ率0±5以内での状況で有意な結果を導き出すことは困難です
これはどういう実証でしょうか.まず,戦後の先進国で持続的なデフレ状況
は生じていない.またインフレ率水準ではなく,その傾向の変化が消費にも
たらす影響が重要なのです.その意味では
>2桁のインフレの時代を含めると実証できるかもしれませんが
こちらの方が困難なくらいなのではないでしょうか?
86 名前:H1 投稿日:2001/09/29(Sat) 01:07

>>85
>すりらんかさんへ
日銀国債買い切りで「ハ」イパーインフレって起きるの? スレの1です。
クルーグマン流の長期インフレ期待の話より、このスレに流れ着きました。「h」elp!

お金が投資に向かうためには、国債よりも有利な投資条件があるか無いかの
問題と思うのですが、有利な投資条件を発生させるのは財政出動以外ないのでは?と思い
なんだか日銀の宣言ってどのような意味があるのか理解できません。

インフレを起す(信じさせる)のは財政出動による実需増と考えてよいのでしょうか?
87 名前:ドラエモン 投稿日:2001/09/29(Sat) 01:38

>H1氏

横レス失礼。期待インフレ率上がれば、実質金利は下がる。それが投資や消費を刺激する。
つまり、期待に直接働きかけるような政策が必要。ケインジアン的には財政がそうなんだが、
橋本緊縮・小泉緊縮を経験してるから、持続性に難。

僕は、禁じ手の大規模長期国債買いきりとインフレ目標の明言に効果を期待してるんです。





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