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インフレターゲットの素朴な疑問

60 名前:ドラエモン 投稿日:2001/09/21(Fri) 15:08

インフレ率をプラス3〜5%くらいにするのは、消費、投資、(円レート経由で)輸出
まで全ての民間需要項目にプラスと思うよ。インフレと不況が併存したスタグフレーショ
ンは、あくまでも原油価格の(短期的には政治的に起こった)上昇の結果であって、それ
は石油消費国から産油国への所得移転での実質所得下落と物価の上昇だった。それ以外の
ケースでスタグフレーションは起こったことない。

もちろん、生産力壊滅してた大戦後の敗戦国とか、徴税をインフレでしか行えない南米の
ケースでは、低所得とインフレの組み合わせは当然だが。
61 名前:すりらんか 投稿日:2001/09/21(Fri) 15:21

AD-ASで考えるなら,スタグフレーション(インフレ+不況)がおきるのは
ネガティブサプライショックの時だけです.そう考えると,オイルショック
やなんかはバッチリそのケースですね.南米のケースは……もはや当該国で
は貨幣であって無いような状態になっているからちょっと別モデルでしょう
し.ある日突然,誰も日銀を信頼しなくなる,とか多少のインフレが始まっ
たとたんにそのような状況になるという想定がないと,ネガティブサプライ
ショック抜きのスタグフレーションは考えずらいなぁ.私日銀の「経済理論
」は信頼してないけど日銀券への信頼はそうそう揺るがないもん.
62 名前:野次馬 投稿日:2001/09/21(Fri) 16:17

IとX-Mへのプラス効果はおそらくあるでしょうね。
ただ、Cへの効果はちょっと不透明な気がします。
手持ちの現金が増えたら、資産選択行動としてやはり貯蓄に回すのではないか、という気がします。あるいは、消費に回ったとしても、それは輸入品に向かい、国内需要には跳ね返らないかも。
金融商品への知識が殆どない日本人が、急にリスク資産保有に回るとは思えない。
(中長期では個人投資家が育成されるべきだという、「べきだ」論は分かりますが。)
日本人の消費行動は二極化しているという実証研究が「流行り」(?)ですから、集計された状態の予想は難しい面があります。
63 名前:名無しSeptemberLove 投稿日:2001/09/21(Fri) 17:25

>>60
>徴税をインフレでしか行えない南米
とはどうゆう事なのでしょうか?
64 名前:ドラエモン 投稿日:2001/09/21(Fri) 17:50

>>63

税金を取らないでも、お札を刷って政府が物買うことは可能です。もし生産能力が十分余裕があれば、物価は上がらず、物が余計に売れて景気良くなるわけです(という主張はケインジアンの主張であり、当然ながら反対の人もいますけど)

ところが生産能力が目一杯まで使われている経済で、税金取らずに政府が物買う場合には、民間と政府が物の取り合いをすることになります。つまりインフレです。税金を取れてれば、そんなことにはならないわけ。

で、どれだけインフレになるかと言えば、政府の支出の分だけ民間の保有する現金の価値が低下するまでのインフレ。これが「インフレ課税」といわれるわけです。

まあ、以上は極端に簡単に書いたので、専門家諸子は突っ込まないでね(w)
65 名前:63 投稿日:2001/09/21(Fri) 19:50

>>64
ドキュンな私は満足です。感謝。
66 名前:へなへな 投稿日:2001/09/21(Fri) 21:10

デフレギャップがあるなら、その分だけ景気対策として国債引受
という政策はどうなんでしょう。
(デフレギャップの測定の問題でしょうか)

あまり正面から語られない話題ですがいかがでしょう?
67 名前:名無しSeptemberLove 投稿日:2001/09/21(Fri) 22:10

>>62野次馬さん
>日本人の消費行動は二極化しているという実証研究が「流行り」(?)ですから、集計された>状態の予想は難しい面があります。
というのはどのように二極化しているのでしょうか。リスク回避的な層とリスク中立的な層って感じでしょうか?実証はどうやってやるんですか?教えてくんで申し訳ないのですが。
68 名前:野次馬 投稿日:2001/09/22(Sat) 00:21

>>67
「不平等社会日本」とか「日本の所得格差」とか、新書レベルで日本の賃金格差を論じているものが出ています。他にもあったと思うけど、思い出せない(苦笑)。
論調は「日本には賃金格差が殆ど無くかなり平等だと言われてきたが、もはや幻想だ」というものです。要するに、古典的な貧富の差の拡大というお話です。
リスク対応と関連させて言えば、リスクラバーとアバーターに分解しているということになるでしょう。
これらの実証は、個別テーマの統計実態調査やコーホート調査、ミクロレベルのパネルデータのような手法だったと思います。
卑近な例では、ダイソーの百均ショップが大繁盛する一方で、ブランドものバックや高級宝石店に行列が出来る現象や、東大や京大に子供を進学させる家庭や弁護士や医者になる人の家計は平均所得を上回っているという「観察事実」(?)・・・・・など、でしょうか(笑)。
69 名前:名無しSeptemberLoveこてはん29 投稿日:2001/09/22(Sat) 09:13

>68
あのー、「不平等社会日本」は、ドキュソ本決定、だったのでは。
「日本の経済格差」は、ドキュソじゃないけど、その主張の一部に
批判がでていましたよね。
70 名前:こてはん29 投稿日:2001/09/22(Sat) 09:22

>69
名前を間違って入れてしまいました。すいません。
それと、
>61
すりらんかさんも、あのスタグフレーションは、ネガティブサプライショック
によってのみ起こったと考えられているようですね。ということなら、
すりらんかさんの考えの辻褄も理解しました。


( 役に立った! | 元スレ )
71 名前:野次馬 投稿日:2001/09/22(Sat) 11:01

>>69
そうですか。あの本はドキュソだったのですか(ワラ。
では、もう少し他のものを待ったほうがいいのかな。
それと、消費の二極化は90年代に女性研究者が著したある本(だったと思う)が、そもそも「流行り」のきっかけだったと思うのですが、ゴメン、ずっと思い出せないでいる(苦笑)。

でも、この所得格差の問題はジニ係数やローレンツ曲線などの古典的な方法を用いた研究も数多くありますね。日本では高山憲之や、最近は橘木などが有名です。
結果としては、格差が広がっているというのと、広がっていない、それほどでもないというのと、両サイドの主張があったように思うんだけど。
ただ、バブルが崩壊して、「一億層中流」みたいな神話が崩れ去ってくると、恒常所得の高い層とそうでもない層が出現しているように思える事実が散見されるわけで、その意味で「流行り」になるのはそれなりに必然だと思いますね。

でも、やっぱり東大に行くヤツや医者になるヤツの家計収入は、平均値以上だというのは、経験的事実として当たっているような気がしてたんだけどなぁ。
こんなこと書いてたら俺もドキュソだと言われるか(笑)。

ま、院生の人でこのテーマに興味がある人は実証してみたら、とは思うけどね。
労働経済学の分野は、阪大の大竹氏辺りが入門書も出していたし。
72 名前:名無しSeptemberLove 投稿日:2001/09/22(Sat) 13:04

岩波の「所得と富」とかは違うのですか?
73 名前:67 投稿日:2001/09/22(Sat) 13:26

レスありがとうございました。なるほど消費行動の二極化とは所得分配の不平等化にともなう話でしたか。確か橘木さんの新書の中の実証分析って日本とアメリカの比較不能な所得を使って日本の所得分配は意外やアメリカに比べてすら平等ではない(かたっぽが税・移転後の所得でもう片一方が生の所得とかそんな感じだったと思う.)みたいな話をしているって大竹さん+斎藤さんに批判されてたんじゃなかったでしたっけ。アメリカでの研究だと普通は生の所得を使って不平等度を議論していますよね。
もとより高年齢層ほど所得分配は不平等だから、人口の高齢化が所得分配の不平等かをもたらしている、みたいな話を大竹さんどこかでしてたと思いました。じゃあ年齢構造が不変だったとして今の不平等度はどのくらい減っていたのかみたいなDecompositionみたいな話っておもしろそう。
あとまたもや大竹さんで欧米諸国で観察された所得分配の不平等化が同じ先進国日本であまり観察されなかった理由として本来なら落ちこぼれていた中高年の未熟練労働者が公共事業に誘発された建設業に吸収されたからだみたいな分析をしていますね。ということは構造改革でこの辺の層が激しく吐き出されてくる可能性がありますね。
74 名前:野次馬 投稿日:2001/09/22(Sat) 14:03

>>72
石川経夫・・・でしたっけ?

>>73
>かたっぽが税・移転後の所得でもう片一方が生の所得とかそんな感じだったと思う

比較不能というよりも、データを統一して比較してなかったということですね。その批判、聞いたことがあるような気がします。事実だとすれば、かなり初歩的なミステイクですね。
でも、税引後の所得でのほうが格差が大きいとしたら、日本の税制は高額所得者に有利になっているか、それほどとんでもない大金持ちはいない、ということになるという、また違った面の議論に発展していかないといけないですね。

>アメリカでの研究だと普通は生の所得を使って不平等度を議論していますよね。

国民所得のレベルで比較するのか、可処分所得のレベルで比較するのかは、この手の議論の出発点だと思うんですが。「生の所得」というのは、おそらく税引き前の所得のことでしょう。
「所得の格差」を正確に比較しようと思ったら、国民所得のレベル(要するに「生の所得」)のほうが相応しいでしょうね。

>構造改革でこの辺の層が激しく吐き出されてくる可能性がありますね。

というか、構造改革とはそれを狙ってると思います。問題は、その吐き出された人々が再雇用されるような流動化政策なり、雇用制度が出来ているかと言えば、全然なってない、というのがマーケットや大方の日本人の感覚ではないでしょうか?
だって、ほんの少し前までは「ITでなんとかなる!」などと超楽天的なことをのたまわっておられたじゃないですか(笑)。
産業構造の転換を大規模に進めるのに、制度的整備や移行期間の保障もないまま、かけ声だけで進むのなら、それこそ発想がバブルだわな。
75 名前:すりらんか 投稿日:2001/09/22(Sat) 15:33

おひさしぶり<こてはん29さん

昔のスレで『不平等社会日本』はまずいだろ,っていってたのは「日本経済に
2極分化なんておきてない」という意味ではなくて,彼の論法の話しです.ホ
ワイトカラーの子がホワイトカラーになる率が上がっているという話しとかは
「それはちょっとまずいんじゃないの,WC自体が増えてるんだもん」と感じ
たりしました.それにWC自体の意味合いが日本では微妙ですもの.やはり比
べるなら生涯所得しかないだろ,と思うんですよ.
76 名前:野次馬 投稿日:2001/09/22(Sat) 18:55

>>75
なるほど。
でも、

>彼の論法の話しです.ホワイトカラーの子がホワイトカラーになる率が上がっているという話
>しとかは「それはちょっとまずいんじゃないの,WC自体が増えてるんだもん」と

この論法って、実は俺は西村氏辺りの「今時の大学生の学力低下」って議論と似たものを感じる。
「それはちょっとまずいんじゃないの、大学に行くやつ自体が増えてるんだもん」と(笑)。

間違いなく「学力」なるものは落ちていると思いますが、それにはそういう人口変動や社会状況のような「構造変化」があると思うんだけど、西村さんほどの人が結構安直な解決の処方箋を書いているのを見て、逆にちょっと失望したのを思い出しました。
・・・・と、思いっきりこのスレとは違った内容のものに変質してしまいました。スマソ
77 名前:こてはん29 投稿日:2001/09/23(Sun) 06:08

>>75
>ホワイトカラーの子がホワイトカラーになる率が上がっているという話し

もう少し正確に言うと、戦後の混乱期や都市への労働移動の激しかった
高度成長期と比べれば、80年代以降、階層が安定的に見えるのは
当たり前じゃないのってことです。

>それにWC自体の意味合いが日本では微妙ですもの

また、WC上といったってリストラされそうな管理職まで含んでいる
わけですからね。大竹さんが指摘しているように、現在、所得格差が
拡大しているのは、むしろ、まさに50代のこの階層内でしょう。
それに、いわゆる一流大学に子弟を入学させている裕福な家庭は
実は、自営業者だったりしますからね。

ストーリーのロジックが荒っぽいなあってことです。
78 名前:すりらんか 投稿日:2001/09/24(Mon) 00:32

>WC上といったってリストラされそうな管理職まで含んでいる
>わけですからね。
まさにその通りだと思います.
79 名前:開田 投稿日:2001/09/26(Wed) 22:54

少し前にこの板で議論されてましたが、
インフレターゲットを成功させるためには
 嵎価が持続的に上昇すると市場が信じる」ことが必要。
∋続に物価が上昇すると信じるならば、物価上昇分をリスクプレミアムとして
金利にマークアップする。
6睛に上乗せされるリスクプレミアム分の余分な金利以上にインフレを起こさなければ
実質金利が低下しない。

このよう考え方では、インフレターゲットはうまくいかない、と主張していると思うのですが、
それへの反論が(あったかもしれないが)よく理解できません。
やはり強制消費効果しかもたらさないのでは?
80 名前:すりらんか 投稿日:2001/09/27(Thu) 00:00

>開田さん(なんてよむの?)

反論は3つあります
1.「強制消費効果しか」というがこれが一番大きい.
2.現時点では均衡の実質利子率がもっと低いのに名目利子率の下限に阻まれ
ているCPIの上方バイアスやWPIを考えれば日本のデフレ率は2%どころじゃない.
3.リスクマネーへのシフトがおこる

んで,私は1を重要視しています.





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