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"ザ・モデル"で経済を語るスレ

260 名前:夏の名無しさん 投稿日:2002/07/29(Mon) 22:55

セカンドベスト=ファーストベストってことですな。
261 名前:夏の名無しさん 投稿日:2002/07/29(Mon) 22:57

この場合、ファーストベスト=セカンドベストってことですな。
262 名前:血涙院生 投稿日:2002/07/29(Mon) 23:03

>菊千代さん
情報ありがとうございました。早速今日図書館で借りてきました。
これから読んでみようと思います。
263 名前:歌舞音曲 投稿日:2002/07/29(Mon) 23:19

>普通の人さん

わかりました。アドバイスにしたがって次回の先頭におおざっぱな見通しを書きます。明日以降になりますけど御容赦ください。

>血涙院生さん

お、頑張ってますねえ。若いと行動力早いですねえ、うらやましい。僕も別スレで話題のsuttonの本を読み出しましたよ。あんまし皆が騒ぐから、なんか読んでると「ちゃんと読まんといかんいかん」と妙に緊張しちゃうんだけど。
264 名前:歌舞音曲 投稿日:2002/07/30(Tue) 10:07

普通の人さんとのやりとりでもありましたが、いまやっているラムゼイモデルは何を目的にしているか? またまたわかりやすい脇田さんの本に則り簡単に説明しておきましょう。類似の説明を岩田克人さんが『現代の経済理論』の中の「経済成長論」の論考の中でもやっていますので関心があればそちらも参照してください。私は趣味的に脇田さんの本が好きですが。
それは動学的(時間を通じた)最適化問題を検討しているのです。で、B.Fはこのラムゼイモデルを最初2つの形で提示しています
1 代表的な経済主体(家計あるいは政府)が中央集権的な経済計画問題を解くということ(Central Planner)
2 多数の家計と企業からなる分権的な市場均衡問題を考える(Decentralized Economy)
3 1と2が論理的には同値であることがB.Fの2.1と2.2で述べられています。
265 名前:歌舞音曲 投稿日:2002/07/30(Tue) 10:08

で、1のラムゼイモデルは、ロビンソンクルーソーが孤島で消費するか貯蓄するかの決定を行っているような経済です。制約は彼が消費もできるし貯蓄もできる(これだけでPKさんは怒り出すかな?)財の総量が資源制約として利いてくるだけです。それに対して2では多数の家計と企業が存在します。もちろん家計と企業にくくられたグループは同質的な構造をもってはいます。しかし家計は主に労働市場で労働を提供し、資本のレンタル市場で企業から資本を購入します。これはいいかえると2のケースでは代表的家計の最大化問題を解くときに、その制約式に企業との取引が反映されたものとなり1のように家計が生産物をすべて収入としてとるという図式とは異なるということです。すでに書いた(2)式を遷移式に変形したdkt/dt=f(kt)-ct-ntkt は家計が受け取ると期待される賃金や資本のレンタル価格を含んだ家計の保有する富の遷移式として書き換えられます(B.Fの(16)式)。この(16)式のもとで家計は最大化問題を解きます。他方で企業は完全市場のもとで利潤最大化を目指します。賃金と利子率はそれぞれ労働と資本の限界生産力に等しく決定されます。で、ここで注意を要するのは、1では生産物はあますところなく消費かあるいは貯蓄に振り分けられました。2でも経済全体に存在する生産物の総量は、企業が一次同次の生産関数と完全競争の仮定という設定のおかげで、オイラーの法則により完全に分配されます(資源制約が実は1と2が同じというポイント)。
266 名前:歌舞音曲 投稿日:2002/07/30(Tue) 10:08

さらにこの資源制約を補強するのは、No-Ponziーgameの制約です。
 資源制約が1と2は論理的に同値であるので、家計の目的関数も同じですから、これでいいようなものですが、他方で家計は借金をすることができますので、借金になんの制約もないと家計は無限に消費を増やすことができてしまいます。そこで時点あたりでは借金は可能だが、人口増加率以上には借金が増えないというNo-Ponziーgameの制約を導入するのです。これらの制約条件のもとで効用を最大化すると、B.Fだと(20)−(22)式の最大化の必要十分条件と(8)、(2)、(7’)式が一致するということがわかります。すなわちCentral PlannerでもDecentralized Economyのケースでもケインズ・ラムゼイルールはかわらない。すなわち異時点間の厚生経済学の基本定理が成立するということです。また消費や資本ストックなどの動的なふるまいも同じになるわけです。
267 名前:すりらんか 投稿日:2002/07/30(Tue) 10:57

>dkt/dt=f(kt)-ct-ntkt
これはSolow-Swanの基本方程式ですよね(Solow-Swanではf(kt)-ctをadhocな
ルール(sf(kt))で定めてしまっているのでこれでは消費を最大化しない,Gol
den Ruleと修正はあとで出てくるのでその時に).資源制約なんだからこれは
どんなモデルでも共通に出てくる(ch3の8'など).

話を戻して,集権経済(最適解)・分権経済での解を同じにしているのは(17)
式での企業の一階条件(というよかその様に市場がクリアされること)です.
これなんか将来的に生産要素市場にゆがみがあるケースを考えるとき意識して
おきたいところなのかなぁとも思います.
268 名前:歌舞音曲 投稿日:2002/07/30(Tue) 11:50

おお、さすがに朝に強いすりらんかさん。コメントありがとうございます。
ちょっと歌舞的には明日あたり仕込んで、一気に大長征をしたいなあ、と意気込みだけは思っています。大局的な見地とB.Fみたいな不親切な本の計算をうめるというバランスをうまくとりながらやりたいと思ってます。でも2.5は全部はしょりますけど w
269 名前:歌舞音曲 投稿日:2002/07/30(Tue) 11:54

このスレ、連続書き込みに制限ありましたっけ?>all まあ精々、二十連発程度におさえますけど。
270 名前:普通の人 投稿日:2002/07/30(Tue) 13:15

歌舞音曲さん>
どうもありがとうございました。これで、B-Fが何をやろうとしているのかクリアに
なったんじゃないかと思います。確かに計算、非常に不親切な部分があってDiscrete
のケースのKeynes-Ramsey Ruleは文脈に沿って意味をとって、式をつくったりして
時間を費やす恐れがありますね。

また気が付いたら、書き込みます。楽しみにしています。:)


( 役に立った! | 元スレ )
271 名前:招き猫 投稿日:2002/07/30(Tue) 13:49

歌舞音曲さん、普通の人さん、皆様ようよう追いつきました。
結局のところ、ザモデル氏の言うところの
>>250
>ここまで書いておわかりのようにザモデル氏の注目点のひとつ消費のスムージングに対する主体の態度が今日の大きなテーマ。
これについては解を持った、と言うことですね。
>>266
>Central PlannerでもDecentralized Economyのケースでもケインズ・ラムゼイルールはかわらない。すなわち異時点間の厚生経済学の基本定理が成立するということです。また消費や資本ストックなどの動的なふるまいも同じになるわけです。

つまり構造改革をしても答えは一緒だと言うことでよろしいですか?
272 名前:すりらんか 投稿日:2002/07/30(Tue) 14:06

>招き猫氏
いや.
>Central PlannerでもDecentralized Economyのケースでも……かわらない
理由の一つが生産要素市場が全く無摩擦完全競争だというものです(あと代表的
個人だがこれはまだ話題じゃない).これは現実的ではなく規範的(と僕は思っ
ている)な話ですから.まずは「仕掛=ネタなし」のモデルを把握して,話はそ
れからだというのもざもで氏の遺言(?)にも合致した方針かと.
273 名前:招き猫 投稿日:2002/07/30(Tue) 14:08

全然違ってるかもしれないけど。
ついでに言うと、>>115>銅鑼さんは日本の高度成長をルイスモデルで考えている
訳ですよね.これは僕も同じ意見です.でもこれって,大幅な制度変更や技術の変化
(工業部門の登場とか)が生じると潜在的な(いわゆる潜在GDPの議論ではない)
成長上限がジャンプする.すると,現状はその上限にくらべてものすごく配分がゆがん
でる.しかも,誰の目に見ても明らかな方向に.これを修正していくだけでものすごい
成長する,と解釈できるのではないでしょうか.
に対する、問題提起でもあると言うことでよろしいですか?
274 名前:招き猫 投稿日:2002/07/30(Tue) 14:15

すりらんかさん、
>>272、なるほど、これから「その旅」が始まるわけですね。
暑い夏ですが、頑張ってください。
影ながら見守ってます。
275 名前:歌舞音曲 投稿日:2002/07/30(Tue) 20:02

普通の人さん、すりらんかさん、招き猫さん、レスありがとうございます。少しペースをあげてなるべく夏の終わりには3章が終わるような感じにはしたいと思っています。
276 名前:歌舞音曲 投稿日:2002/07/30(Tue) 20:18

もちろんたまには脱線したいと思ってます。実はザモデル氏が以前すすめていたAER85の論文なんですが、あれは三流研究室(By ザモデル氏)で読んだ経験があり思い出深い論文です。だいたい私は94−5年くらいを境に先端の議論の追っかけを止めてしまいました。でもザモデルVS銅鑼論争を追ううちに、少し爺の手習い的に自分の辿った道をもう一度振り返って、ついでにみなさんのご助力をあおぎながらもう一歩先に行きたいなあと思うようになりました。ついでに計量がいつまでも箕谷レベルだと笑われるので、HayashiのEconometricsも注文しました。Hamiltonもそうですが注文するだけは誰でもできるんですが w)
まさに2chでかかれましたが「経済オタク」そのものですねえ。われながら呆れてます。fufufu
277 名前:夏の名無しさん 投稿日:2002/07/31(Wed) 06:56

歌舞音曲:わかってるくせに、変な方向に行く人
招き猫:狭い範囲で見聞したことと一般的な議論の区別のできない素人
278 名前:招き猫 投稿日:2002/07/31(Wed) 10:27

歌舞音曲さん、すりらんかさん、お返事ありがとうございます。
>>272
>まずは「仕掛=ネタなし」のモデルを把握して,話はそれからだというのもざもで氏の遺言(?)
にも合致した方針かと.
これって、>Central PlannerでもDecentralized Economyのケースでも……かわらない

前提次第でCentral Plannerの方が、より経済政策として優れているという結論がでる場合
もあり得ると言うことですよね。資源配分や代表的個人次第では・・

もっと悪く勘ぐると官僚的支配を高めるために、この理論を悪用する可能性が存在しませんか?
279 名前:自称銅鑼の弟子 投稿日:2002/07/31(Wed) 11:48

駄目だよ、そういう厨房っぽいこというから子犬とかひどい事言われちゃうの。

これは分権的意思決定が「理想的に運営された集権的意思決定」と同じ結果を生み出せることの証明をしようというだけで、官僚支配の正当化なんかとは関係ない。

「理想的」な集権的意思決定なんか不可能(だから理想的)なわけで、それと同じ結果を分権的な意思決定のメカニズム(市場経済)が実現できるなら、市場経済の最適性が証明できるということなのよん。

問題意識が強烈なのは師匠も評価していたが、それに見合った分析的な知識がないと、イヂワルな連中にコケにされるだけだよん。
280 名前:普通の人 投稿日:2002/07/31(Wed) 12:08

歌舞音曲さん&すりらんかさん>

3章に入る前に3章で扱うOLGモデルとSolow-Swanモデル、
Ramsey-Koopmansモデルの違いを一度まとめておくといいかもしれませんね。
すりらんかさんのご指摘のように、Solow-Swanモデルでは貯蓄率をAdhocに
決めてしまっているために、貯蓄率の大小いかんによって均斉成長が決ま
ってしまうということ。もちろんこのモデルでは、黄金率での資本成長が
可能になります。

ところがRamsey-Cass-Koopmansモデルでは消費者の最適化行動から最適消
費経路が得られ(EulerEquation)、これによって貯蓄率が内生的に決定し、
時間選好率によって修正された黄金率の資本成長を達成します。これは、
Solow-Swanモデルで達成された資本の黄金率成長よりも低い成長になりま
す。つまり、異時点間の消費に対する選好が関わっていて、短期もしく
は長期におよんでたくさん消費したいかどうかという消費者の態度を
あらわしているもの、と思えばいいでしょう。

OLGモデルについては、若年層と老年層という二つの世代が入る構造の
モデルで各主体の効用がばらばらになってしまい、必ずしもCentral
Plannerによる効用の最大化がされているとは限らない、というのが
Ramseyモデルとの大きな違いです。なぜかというと、無限世代が
いるために、資源をうまく調整することによって、競争均衡で達成
できる消費水準よりもパレード改善できてしまうという部分に
あります。成長経路も初期資本の如何や生産関数の形状によっては
不安定な均衡をもたらす場合もあります。(複数均衡の可能性が
ある、ということです。)

こういうモデルの違い、というのは面白いですね。





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