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これからの日本の農業

18 名前:16ではない 投稿日:2000/11/16(Thu) 21:58

それと、ファームステイが教育に広く採用されていることについて、
>これをもって、農村農業政策という
などというのは誤読も甚だしい。
【質問の1】私がどこでこれを農業政策と書いたのか。
また、これに関して農業政策を云々するなら、14氏が
>>観光兼教育施設として農村修養が欧州で流行っている
とお書きになったのを、「流行っている」とあるにもかかわらず
【質問の2】「農業政策」ととらえたのでしょうか?
以上2点について、16氏のご説明を求めないわけにはいきません。
==
そもそも、これは農業政策についてのスレッドのはず。


【質問の3】二者択一論がどういう文脈で私のレスに含まれているのか
ぜひ、ご説明願いたいものです。荒らしや煽りのような揚げ足取りをなさるお心積りで
ないなら、冷静かつ説得力のあるご回答を。
==
この板で喧嘩を売るのはやめてください。
19 名前:先公 投稿日:2000/11/16(Thu) 22:27

いやいや、これは失礼。話をもとに戻しましょう。
ただし。私は喧嘩をしているつもりはありません(藁
まあ、理不尽な難癖をつけられたので対応をしたまで。

>自由化によって滅亡と言うことはないでしょう.
>今後生き残る途として考えられるのは,高いけど旨い!か
>高いけど安全!ってとこになるんではないかと
というすりらんか氏の指摘は的を射ているように思います。
現状についていえば、日本の人的・物的コストを考慮すると、
「安くてうまい」国産の農産物を望むこと自体が無理ですね。
望外の望を期待するよりも、日本の農家に十分な競争力を
賦与するためには、無駄な補助金の削減→廃止と、農産物市場の
完全自由化がプラスであると私は考えています。
経済学に明るい諸氏のお考えを伺えれば幸いに存じます。
20 名前:名無しングエルス@10 投稿日:2000/11/17(Fri) 04:43

私への質問にお答えします。
ただその前に、先公さんの一連のレスにより、私の16の書き込みの最後の2行については、
先公さんと私の立場は全く同じであることが確認できました。それを踏まえた上で
お答えします。

>17
>15で書いたのは日本経済の有する国際性、換言すれば既出のエネルギー供給問題を
>含め、国際的な相互依存関係の上に成立している点で、農業も例外ではないということから
>目を逸らして論を構築しようとするのはおかしいとの趣旨がまずあったのですが、
>それを無視して
>>どうもやはり外部性の話の方が盛り上がりますね
>とお書きになって強引に話題をお進めになる手法には、あからさまな恣意を読み
>とらないわけにはいきませんね。(以下略)
私は、14,15の書き込みを見た率直な印象をそのまま書きました。
ですから、そのような穿った見方をされても、何とも返答のしようがありません。
私は、スレが「盛り上がる」という言葉を皮肉ではなくて、ポジティブな意味で使っています。
いくら私や先公さんが留保を付けようとも、盛り上がるものは盛り上がる、
それはそれで楽しめばよいというのが、私の書き込みの趣旨です。
ただ読み返してみると、ちょっと偉そうだったかもしれません。その点謝ります。失礼しました。
それから私が環境的側面に関心を持っているという先公さんの指摘はまさしく当たっています。
禁欲しようと思ったが、できなかった自分への言い訳です。(ワラ
21 名前:名無しングエルス@10 投稿日:2000/11/17(Fri) 04:43

【質問1】、【質問2】
合わせてお答えします。
私の理解では、14さんがEUの農業政策のいろいろな側面を述べた上で
「日本はEUから学ぶべきところが多い。」ということを示唆しているのに対し、
先公さんは環境教育のみを取り上げ、それをもって「安易に外国から物真似するのは、
よくない。」と結論づけられているように見えました。そこで私は、
「いや、それ以外の部分でも外国からいろいろと学ぶべきところは多い。」ということを
主張したいがために、あのような書き込みになりました。私は、前にも書きましたとおり、
農業政策の一環として環境教育を行うことはいいことじゃないかと考えています。
(先公さんの書き込みを読んだおかげで、「おお日本もやるじゃないか」と感心した次第です。
先ほどは先公さんへの感謝が足りませんでした。ご教示いただきありがとうございました。)
しかしながら、今後の農業政策の柱は、14さんが「また観光兼教育施設・・・」の直前部分に
書いた内容であり、その手段は直接的所得保障になるだろうということです。
22 名前:名無しングエルス@10 投稿日:2000/11/17(Fri) 04:44

【質問3】
私は、先公さんが、日本の厚生省・自治省が推進している大規模ゴミ焼却施設建設路線を
支持し、その一方で、同様に取り組みが始まっているリサイクル・システムの整備に対しては
批判的な立場で書き込みをされていると受け取ってしまったのです。その点が二者択一的な
主張のように感じられました。もし間違っているのであれば、こちらも謝罪します。
ただ、このような誤解が生じてしまったのは、先公さんが、
>ドイツのリサイクルシステムが処理不能な物質を地下の岩塩坑跡に埋めてしまうことで
>問題を先送りにして成立しているという事実を無視して語ることはできません。
という書き込みをどういう意図でなさったのか、私自身よく分からないままレスをして
しまったのです。この部分、なにかドイツ型リサイクルへの因縁付けのように感じました。
(私も穿ってますね。ワラ)そこで確認しておきたいのですが、この話と容器包装リサイクル、
或いは、家電リサイクル等の話と一体どういう関係があるのか、教えていただきたいと思います。
日本でも産業廃棄物の埋め立てはまだまだなくなりませんが、そういう話と関係あるのでしょうか?
なかでも核廃棄物は当分の間地底貯蔵ですが(一部リサイクルしますが、最終的には貯蔵ですよね。)
そういう話と関係があるのでしょうか?
23 名前:名無しングエルス@10 投稿日:2000/11/17(Fri) 04:48

それから、19に関連して。

米の自由化プロセスはすでに始まっています。自由化が良い悪いを議論する時期は
もう終わったと、私は認識しています。今後課題となるのは、自由化の進展により、
どの程度農業が生き残り、滅びるのか、そしてここが重要だと思うのですが、その結果、
土地利用形態や地域構造がどのように変容するのかを正確に把握することだと思います。
もう禁欲は止めたので書きたいことを書きますが(ワラ、前者の側面と同程度に、後者の側面を
経済分析することが重要であると思っています。ここに環境の外部性の話も入ってきますし、
また農村失業層をどう食わせるのか、農村から都市への人口移動が生じた場合、既存の
公共投資が無駄になるor新規公共投資の必要の増大(都市部での介護施設等)をどのように
考えるのかといった話も入ってきます。(もちろん何も問題でないという立場もあるでしょう。)
無論私もこのテーマで研究しているわけではないので、それほど強く主張できるはずも
ないのですが、それでは詰まらないので主張しますと、農村部での人口定着を擁護する
立場から、農業人口への直接的所得保障は今後有効な手段となりうるだろうと思います。
ただし、そのような手段なしでも、日本の農業が生き残るとすれば話は別です。

最後に、コメ自由化対策で莫大な規模で公共投資を行っていますが(いわゆるUR対策事業)、
これがトンでもない無駄遣いがかなり含まれていると非難するには吝かではありません。
この点は、先公さんとも一致しています。ただ、都会に住む納税者の怒りという素朴な感情論
ではなく、日本の国土をどうするのか、そのためにどのようにお金を使っていけばよいのか、
という視点が必要だと思っています。しかしこれは難しい。皆さんのご意見も伺いたいです。

以上です。長文失礼しました。
24 名前:すりらんか 投稿日:2000/11/17(Fri) 15:49

>農業を観光・教育設備として生かしていく
賛同しつつも,これについてはかなり私は悲観的なのです.まずは,
国内観光業じたいがかなりの衰退産業であるという点です.したが
って自発的な観光業転換は今の形では困難.もうひとつはテーマパ
ーク化した農業はゴルフ場並みの環境破壊になるのではないかとい
う点.自発的な転換は困難だとして,その推進に補助金をつけると
補助金つきの環境破壊にもなりかねない.
25 名前:すりらんか 投稿日:2000/11/17(Fri) 16:00

また,現在の補助金システムが生きたままで,農業を自発的にやめる人
が増えるとは思えない.考えるシナリヲとしては,

・農業自由化と補助金制度の廃止
=>これで生き残るところは何の問題もなし,がんばってくれ
・企業のアグリビジネスへの参入促進
・離農補助金の支給と職業訓練制度
=>別に今の人がそのまま農業を続けてる必要はない
・農業用地の都市部自治体所有地への転換
=>都市部自治体が教育・保養目的の農業に使う場合にのみ安価での提供を約すなど
・自治体の教育・保養農地の管理者を雇用

=>所得保障は現行の生活保護制度でいけない理由が見つからない.
都市部への人口一極集中を防ぐというのはまた別の話でしょう.
26 名前:先公 投稿日:2000/11/17(Fri) 17:19

このスレッドについてですが、タイトルと1での御提起によれば、
>これからの日本の農業はどうなるのか?
>農政はどう変わるべきなのか?
という大きな主題であると私は理解しました。そこで、今後の日本の農業の
位置づけや評価をめぐり、農業に対する国民的コンセンサスの醸成ももちろん
視野に入れて考えてしかるべきなのだろうと考えて臨んだのですが、
>そもそも、これは農業政策についてのスレッドのはず。
とまた18氏からお叱りをいただきそうですね(1の趣旨はともかく、直接的な
「農業政策」以外にふれてはいかんということなのでしょう)。
そこで、スムーズな進行を勘案し、そういうルールに沿って書くことにします。従って
申し訳なくは思いますが、22氏のご質問にお答えすることは差し控えます。悪しからず。

>すりらんか氏
>在の補助金システムが生きたままで,農業を自発的にやめる人
>増えるとは思えない
同感です。補助金がもらえるのに、それをわざわざ返上するという選択行動を
期待する想定には無理がありますね。
ですから農業に対する補助金制度の廃止は、日本の農業経営を国庫補助から
自立させ、経営の体質強化を図る上で、不可欠なプロセスだと思います。
当然、その際にはご指摘の
>企業のアグリビジネスへの参入促進
も、経営の効率化と規模の拡大を視野に入れて考えるならば規制すべき理由は
ないでしょう(従って「アメリカがそうしているから真似をしろ」ではない)。
ただその際、大規模かつ効率的な農業経営を志向する農家の育成も考慮しなければ
ならないと思うのですが、この点についてはどうお考えになりますか?
もちろん、ご指摘のように、農業を世襲産業であるととらえてきた従来の見方には
私も同調しかねます。しかし実際に農業の現場、ならびに年間サイクルの実情に
関する知識の蓄積という点で、個人農家>大規模農業経営者への成長を補助する
必要もあると思うので、ご意見をうかがいたく思います。
27 名前:先公 投稿日:2000/11/17(Fri) 19:55

益体もない補足ですが。
かつて私が小学生の末か中学生だった折に、グレープフルーツの輸入自由化を
めぐり、それがあたかも日本の農業を滅ぼす大問題であるかのように社・共両党
の諸氏(公・民については記憶していません)が一大反対キャンペーンを展開し
たのを覚えています。その際、どちらかの政党が各戸配布したビラに、
 ・「このままでは国産のミカンが食べられなくなる」といった不安を煽る文言
 ・そのことを「証明」する統計グラフ(他の農産物の統計だったと思います)
 ・つぶれて泣く農民一家とハゲ山になったミカン山、その背後で山高帽と
  タキシードのいでたちでドル印の大きな袋を手に持って笑う、腹の出た
  アンクルサム(「資本家」だったのでしょうか?)を描いたイラスト
というのがありまして、見た私は「大変なことだ」と率直に恐怖を感じたり
したものですが(20代の方々には信じてもらえないかも。まるでオーウェル
「1984」に出てきそうな、いかにも・のカリカチュアだから)……
現実はビラの宣伝とは大きく異なる推移を見せ、今日に至っていますね。
コメ農家保護をいまだに叫ぶ方々は、(表面的な諸事象はともかく)また
あの時と本質的に同じ愚を繰り返すのだろうか?そう思うと、現実を無視した
政治運動に没頭する人々に対しある種の苦々しさを感じずにはいられない心境です。
現在、農産物自由化をめぐって最大の話題となるのは、もちろんコメであろうと
思いますが、自由化論議については23氏のご指摘どおり、WTO発足時には片がついて
いますので、私も是非について蒸し返す気はありません。また、日本の現状を考える
とき、条件の異なるフランスやドイツを引き合いに出して、この国の農業振興を語る
つもりもありません。外国にモデルを求めても無駄だと書くのはそういう認識からです。
28 名前:先公 投稿日:2000/11/18(Sat) 06:11

ところで、農業政策を考える際に、やはり避けて通れないことの一つに、農家に対する
課税の問題がありますね。これは「9・6・4」「10・5・3」などと今更素人の私
が切り出すまでもない、課税の不公平を是正する問題です。
無駄な補助金の排出口を閉めるだけでなく、当然納めるべき税金を農家から徴収する
吸い上げ口が詰まっている。つまり現在の農業は、税金の浪費と不完全徴収という、
二重の意味で所得を他者に依存する構造の上に成立しているといえるでしょう。
この二重の他者依存は日本の農業の体質を弱いままにしている元凶であり、国際競争力
を高めるためには克服しなければならない課題であると思います(都市住民の怨念と
いった低レベルの発想で書いていない点をご了解ください。なんとなれば私は農家の
孫です)。
菊千代ではないが、農家は「なんも無え、なんも無えと言いながらしこたま貯め込んで
る」ものです。そして収穫した農産物やそこから生じた所得を貯め込むこと自体には
問題はない。しかし、貯め込むに至る過程に、現状では問題があるはずです。課税を
大幅に免れて所得を確保することが許されている状況では、税金逃れによる「儲け」に
関する損得の意識は生じても、農業生産というなりわいそのものに関する明確なコスト
意識は形成されようがありません。「税金を払わなくて済むから成立する」のではなく、
課税を計算に入れて、いかに効率的に農産物を生産するかという戦略を立て、市場を
にらみつつ割に合う農業生産をおこなうから成立する農業へと誘導する必要があります。
その際、コメ専業ではやっていけないという農家も当然、出てくるでしょう。これは
あって当然だと思います。そうなれば必然的に農業の多角的企業経営の手腕が必要に
なるでしょうし、経営に失敗して破産する農家、あるいはまともに課税されたのでは
経営が成り立たない農家は、農業経営を放棄することが予想されます。少なくとも
現在のような経営者過多の状態は改善されるでしょう。


( 役に立った! | 元スレ )
29 名前:先公 投稿日:2000/11/18(Sat) 06:42

それでは農業経営を放棄した労働力にはどのような前途があるか?
これについては最低2種類の選択肢が考えられます。まず、どうしても農業を
続けたい者は農業経営者ではなく、農業労働者になる。これが一つ。
「農業をやることが生き甲斐」というのは個人の選択の自由ですから、別段その
選択を妨げる理由はありません。経営能力がないけれど、農業を続けたいという
ならば、経営者ではなく労働者になればよいということです。これについては
心情的に(金銭的にではない)農家を擁護したい向きから「むごい」という声も
聞こえてきそうですが、企業に勤めている労働者を考えれば、少しもむごい選択
でないことは明らかです。たとえ企業の経営者でも、経営に行き詰まり、企業が
倒産したら、食っていくために労働者となってどこかで働くのは当然のことです。
逆に、都市部の労働者で企業経営を欲する者にはすべて経営者の地位を保障しな
ければならないと考える方がおかしいはずです。
そしてもう一つは農業以外に従事する労働力になること。これについては言を
要しませんね。
以上のような過程を促進する方途は、課税の徹底に限りません。しかしこの
過程の促進により、農業経営人口は減少し、結果として農家の経営規模拡大への
道が開けると思われます(農業に従事する人口の減少とイコールとは限らない)。





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