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インフレ・ターゲティング導入の是非について

169 名前:名無し体育の日 投稿日:2001/10/17(Wed) 21:54

日銀単独で出来ないなどというのは詭弁だよな。
だいたい日頃は「日銀の独立性」ってことを盛んに言ってるじゃねーか。
要するに、金融政策に失敗した時の責任を誰も取りたくない、ってのが本音だろ。
170 名前:名無し体育の日 投稿日:2001/10/17(Wed) 22:38

速度と加速度の問題。

2パーセントがフラット・・・。
摩擦による減少などの外部要因を含めて、
・・・すら理解したくないとすれば、
1パーセントの加速ですら、永遠に速度が上がって逝く
数字的には・・・光速は超えることはできないのに。
世界から見ると、コンマの世界では後ろに加速しているのだ。

地動説はこれだから困る、宇宙にロケット飛ばす精密制御の
時代だろ。
171 名前:名無し体育の日 投稿日:2001/10/17(Wed) 23:10

アポロ1号かの、月面着陸をアメリカ人の3割が、作った嘘映像
だと信じているという記事をどこかで読んだ。
月面着陸する技術を持っているのに、その後は、木星に無人
宇宙船を送りだすことや、地球の周りで宇宙船を作ったり合体
させたりすることしかできなかった。こんな科学の進歩の
遅さが信じられないという気持ちを誰だって持つだろうからだ。
172 名前:植田 投稿日:2001/10/17(Wed) 23:56

>>166
論理に対して批判しているわけではないが、
言いたいことが文章に詰まりすぎて文意が解釈できない。
まず、お名前が不明であるため、過去の書き込みから貴方の理論的な
支柱が読み取れないために、貴方がどのような論点をもって書かれて
いるかが分かりにくい(自問自答しているのではないかと思ってしまう
個所がある)。きっとその前提がみえれば、ある程度、私も
文意を汲み取ることができるでしょう。的外れな受け答えになってしま
ったならば失礼。

>期待よりも実際のインフレを加速させないと云々、のくだり、意味不明。
>classicalなフィリップス曲線のことを
>言っているのか

古めかしい議論ですね。でも私が言ったのはもっと古い議論なのです。
金利を通じた効果を考えた場合ですが、実質金利がインフレ期待によって
下がるのは名目金利が少なくとも一定であることが前提。市場にインフレ
が持続するという期待が浸透した場合、インフレ分のリスクプレミアムが
金利に反映される。投資面からみた効果が限定的と言ったまで。非整合性
の議論のように、出し抜きのことを言っているのではない。

>質問自体が意味不明なので・・・・
これはいずこの部分の質問が意味不明と言っているのかが不明確。
少なくとも153では私は質問していない。

>そもそも、なぜ、デフレ下ではインフレ・ターゲッティングが出来なくて、
>インフレ下では出きるのか?その非対称性はどこから来るのか分らん。
>説明になってないだろう。

勘違い甚だしい。インフレ上でインフレターゲットができるというのはどの
部分からの解釈か。調整インフレとインフレターゲットを混同されてないか。
173 名前:名無し体育の日 投稿日:2001/10/18(Thu) 00:08

今日(10月17日)付の日経に、大和総研のエコノミストの意見が出てましたね。
マネタリー・ベースの増加とマネーサプライ増の関係は極めて強いので、日銀は
その努力をすべきだと。
でも、マネタリー・ベースの増加ってそのままマネーサプライに反映するんじゃ
なかったの?と思っていたのだけど、懐疑論者は「新規貸出需要がないんだから、
マネーサプライに直結しない」ということを主張していたのですね。
(現象面では確かにそのような事実があるように思われ。)
で、このエコノミストはマネー供給関数なるものを推計して、過去の事実からし
てそんなことはない。マネタリー・ベースの増加があれば、必ずと言っていいほ
どマネーサプライは増加する、と主張してましたな。
(このことは、あまり自明のことではなかったのですね。)

ところで、昨日の記事では、京大の吉田和男氏が、「インフレターゲティングよ
りも、マネーサプライターゲティングだ」みたいなことを言ってましたが、これっ
てまともな議論なの?
マネーサプライというのはもともと政策変数なんだから、制御変数として扱うの
は当たり前じゃないかと思ったのですけどね。
だから、吉田氏のはちょっとトンデモ君に聞こえたのですが。
174 名前:すりらんか 投稿日:2001/10/18(Thu) 01:00

>植田さん
ホントお久しぶりです.んで,いきなり反論なのですが,インフレが実質的な生産
の増加をもたらすためにインフレの加速が必要という考え方はあくまで「期待錯誤
フィリップス曲線」に基づいた考え方ですよね.不肖モリナガ氏の話にも出てきま
したが,

超オールドケインジアン型=期待インフレも減ったくれもなく,賃金は下方硬直的
だから,インフレは実質賃金を引き下げ雇用を刺激し生産を上昇させる.
期待錯誤型(従来型?)=期待錯誤が雇用を刺激する.インフレ期待をより大きな
インフレで裏切らない限り生産は刺激されない.
ニューケインジアン型=加速的なインフレはかえって「今のうちの価格変更」を有
利にするため効果は薄い.マイルドなインフレは企業の価格据置を合理的なものと
する.

というわけで,加速度的なインフレ無しでは生産刺激効果がないというケースはあ
くまで経済に生産余力が無く(生産余力=MC線の傾斜緩やかと硬直性については
Ball and Romerあたりが詳しい),期待錯誤によってしか生産が刺激されないとい
う限定的なケースでの話しで,現在の日本経済への適用可能性は低いと考えるので
すが如何ですか?(>モリナガ氏:私が考えていた「従来型」は上のオールドケイン
ジアン型です.加速度的なインフレが生産刺激の要件では無いという意味でオール
ドケインジアン型はニューケインジアン型日か威徳調を持っていると思いますが如
何ですか?)
175 名前:脇井英司 投稿日:2001/10/18(Thu) 04:04

>>和男氏
>>166は私。私の書きこみは、>>125,127,134など。

私の主張は、SvenssonのThe Foolproof way of escaping liquidity trap
とほぼ同様と考えてもらっていい。「調整インフレ」「インフレ・ターゲット」
「量的緩和」「為替レート・チャンネル」等、別に区別していない。
本質的に重要なことは、2、3%のインフレ率の定常水準を宣言して、そこに到達
するまで、為替でも国債でもなんでも買うということだ。
(その手段として、為替ペッグを利用せよというのがスベンソン論文の主旨。
念のために言っておくが、現状から2,3%のインフレにもっていくには、
その過程で必ず、インフレ率は2%以上になる。それを調整インフレと
呼びたければ呼べばいいだろう)

日銀は、すぐに「論点整理」などと称して、仔細な解釈論やら手続き論に
逃げようとするが、勘違いはそちらの方だろう。呼び方など、どうでもいい。
好きなように呼んでもらって構わないが、私の主張(=和男氏への質問)はただ一つ。
為替ペッグは議論の本質ではないが、スベンソン流の「調整インフレ」処方について
日銀がどう考えるのか、「為替は財務省の専管事項」以外の答えを聞きたい。

なお、スベンソン論文は、日銀金融研究所のwebに掲載されていることを付記しておく。
176 名前:脇井英司 投稿日:2001/10/18(Thu) 04:14

公平のため、私の基本的な立場を追記するが、
「調整インフレ」単独で、景気回復を引き起こせるとは私も考えていない。

しかし、これが我が国経済にどのような害悪かを広く国民が納得するように
説明出来ないのなら、これを実行しないことは、日銀の官僚的怠惰だと思われる。
日銀は独立性を維持したいのなら、「調整インフレ」が「効き目がない(不確実)」だの、
「財政規律が損なわれる(→なら為替ならいいのか?)」だの、「ハイパーインフレに
なる」だの以外のまともな論陣を張れということ。
素人相手に、日銀のB/Sが毀損するだの言っているのを聞くと泣けてくる。
IMFを含め、海外の学者・専門家は日銀の説明に全く納得していないことを再認識するように。

独立性にあぐらをかいて、説明義務を怠っていると、取り返しのつかないことになる。
177 名前:名無し体育の日 投稿日:2001/10/18(Thu) 19:23

日銀のB/Sが毀損する・・・。
日銀からこんな事言われたら
法改正したくなるよなぁ・・。
178 名前:すりらんか 投稿日:2001/10/18(Thu) 23:19

>日銀のB/Sが毀損する・・・。
そうそう.B/Sなんてもちだすんなら政府+日銀連結で考えろって思う.
179 名前:植田 投稿日:2001/10/18(Thu) 23:30

吉田和男と和男氏(私のことか?)の名称が
偶然近くに出ていたので一瞬はっとしたが。
丁寧な書きこみに対して時間をかけてお答えすべきてあるが、なかなか
そうもいかないので乱筆で恐縮。
まずはすりらんか氏。こちらこそご無沙汰です。
まず、ご意見をみながら感じたのですが、「生産」が増える
増えない、という「生産」は、実務家と研究者で認識が違う
ことが多いので、どのようなものをイメージされているのか
を定義していただくと助かる。実務化は需要と供給の何れかで
ものをいうことが多いですが、インフレを供給の側面から捉え
ているのかなと感じたのですが。ひとつお聞きしたいすりらんか氏。
インフレが需要を刺激するとした場合、それはどの需要項目を
お考えでしょうか。私は、インフレ期待が確固たるものになった時点で
実質金利が低下しなくなると指摘している、名目金利が高まるから。
企業の資金調達コストを通じても企業の設備投資マインドを殺ぐことに
なる。この点についてどうお考えでしょう。個人消費についてはどう
お考えか。この点に関してインフレが消費を刺激すると思われますか。
相当高いインフレ目標を設定すれば話は別です。この点が難しいところ。
どの程度のインフレに対して個人消費が反応するか。どうしても企業より
も非合理的な部分が大きいでしょうし、それだけに、反応が遅く一旦火が
付けば大きな原動力になるでしょうが。
生産が増えるのは需要が増えるから、という前提で書いたですが、
すりらんか氏、如何でしょう。


( 役に立った! | 元スレ )
180 名前:植田 投稿日:2001/10/18(Thu) 23:31

それから脇井氏、
>日銀は、すぐに「論点整理」などと称して、仔細な解釈論やら手続き論に
>逃げようとするが、勘違いはそちらの方だろう。
これをどう解釈すべきか。これは日銀に向けられたものか、私にか。文末の
勘違いは「そちら」という文言も気になる(いったいどちら)。
>私の主張は、SvenssonのThe Foolproof way of escaping liquidity trap
>とほぼ同様と考えてもらっていい。「調整インフレ」「インフレ・ターゲット」
>「量的緩和」「為替レート・チャンネル」等、別に区別していない。
>本質的に重要なことは、2、3%のインフレ率の定常水準を宣言して、そこに到達
>するまで、為替でも国債でもなんでも買うということだ。
「本質的に重要」といわれても、「聖書に書いているから」とでもいうのか。
あなたの主張に懐疑的な人に対して、「本質的に重要」という説明はないでしょう。
そもそも、インフレが各財、サービスに浸透するスピードの違いとかは考慮されて
いるのか。価格粘着性についての議論の高まりはそういった論点で行われている。
為替については、いろいろ議論はあるが、日本銀行が金融政策面からこれを支援する
とすれば、財務省の徹底介入のプロセスが錯乱されないように金利面から支援を
続けることでしょう。マッキノンも指摘するように、超過準備が溢れている下での
非不胎化の議論は二義的な重要性しか持たない上、妥当性にも欠ける。
181 名前:脇井英司 投稿日:2001/10/19(Fri) 10:03

>>180
日銀は世間の視点からズレ過ぎている。
「価格粘着性に関する議論の高まり」というが、そんなものは、
内向きの企画室采配の御用会議内で「高まって」いるに過ぎない。

「本質的に重要」と言うのは、日銀が反論しなければならない点という意味。
「非不怠化」は、本質的ではないと言ったはず。やる気がないのか、
わざと論点を逸らしているのか、と疑りたくなる。
そんなことは、どうでもいい。

なぜ、真面目に答えようとしないのか本当に理解に苦しむ。
質問はただ一つ。
「なぜ、2〜3%のインフレ目標を宣言して、そこに到達するまで、
 無制限に国債買いオペ等の量的緩和措置をとる、ということを拒否するのか?」
ということ。

私自信、IMFの職員や海外の大学教授から、この質問をされて答えに窮している。
是非、回答を教えてもらいたい。
182 名前:R 投稿日:2001/10/19(Fri) 12:14

>「なぜ、2〜3%のインフレ目標を宣言して、そこに到達するまで、
> 無制限に国債買いオペ等の量的緩和措置をとる、ということを拒否するのか?」

何故でしょう?財政規律を失うから?それは政府を信用していない
選挙で選ばれ国民の総意であるはずの政府をつまりは国民を信用していないって事ですか?
日銀は、政府よりも権限があるのか?

最低でも、インフレが加速して止められなくなるみたいな事を
理由にあげるのだけは止めて欲しい。
自らインフレを制御できない無能さを示してどうするのだ?
デフレも止めるインフレも止める、それが中央銀行だろうが・・。
183 名前:名無し体育の日 投稿日:2001/10/19(Fri) 13:14

>>182
然り.
日銀の某室某氏は、この不況・デフレ下に「日銀はゼロ・インフレを達成した」と
言い放っていた。失業率5%、10年間のゼロ成長、企業倒産年間1万件以上、
これでゼロ・インフレ!と胸を張る日銀マンの感覚は危機的.
184 名前:名無し体育の日 投稿日:2001/10/19(Fri) 13:17

貯蓄をどうやって、動かすか?
使わせる? 無理でしょう。ぼったくり商売でも限界です。
投資させる? 市場は今、空売りと嵌め込みの巣窟ですよ。。。
納税させる? これ微妙。。

インフレによる目減りも一つの課税かな。。
やはり、負の税金か。。
185 名前:ドラエモン 投稿日:2001/10/19(Fri) 13:25

>>183

原則同意だが、細かいところでケチを付けられるから気を付けよう。10年間の1%成長ね。
しかし、インフレターゲット採用のデメリットを全然説明できないで、拒否し続ける理由は、
結局は
「政策効果が良く分からない」
「良く分からない政策を実行すると信任が失われる」
「信任が失われるとJGBの価値もどうなるかわからない」
とかみたいだね。だけど、今みたいなデフレ不況下で名目金利>名目成長率が続けば、どの道
日本経済全体に対する信認は消滅する。そもそも、今の時点で日銀のマクロ経済政策運営能力
を信任しているひとなんか、世界中に殆どのこっていないのにねぇ。

昔、MOFの接待問題が暴露されてバッシングされてたころ、IMFとか世銀にいるMOFの
連中が「そんな事言っても、世界中の官僚が『日本の官僚は世界一清潔で有能だ』と言ってる」
と自分で言ってたのを聞いて唖然としたことがあったけど、本質に置いてかわんないんじゃない?
経済分析じゃないイジメで申し訳ない・・・
186 名前:すりらんか 投稿日:2001/10/19(Fri) 15:27

>植田さん
>「生産」は、実務家と研究者で認識が違うことが多い
>実務化は需要と供給の何れかでものをいうことが多い
ここは僕自身にも迷いがあるところなのです.一応,私の頭の中では,生産=現実
に行われた付加価値供給(∴需要と供給の小さい方),生産能力=現在の資本量で
遊休なし,非自発的失業なしの際の産出量,需要=フローの支出総計といった感じ
で考えています.期待錯誤型フィリップスカーブの話はあくまで生産能力の制約が
きいている状況でその生産能力が変化するというものなので現在の日本の状況を説
明するものとして適切ではないのではないだろうか,というのが私の意見です.

>インフレ期待が確固たるものになった時点で実質金利が低下しなくなる
これもやはり,現時点での実質金利が均衡状態であると仮定するならば,のはなし
です.今現在の目利子率が下限制約に張り付いているとすれば必ずしも正しくはな
いでしょう.割と現実的な数字例として貸出金利が名目2.5でWPIのデフレ率が3.5%
としたら,企業が直面している実質金利は6%ということになる.これは相当の高金
利です.均衡の実質金利が2%なら現在のデフレ状態が0.5%のインフレに転化するま
では実質金利は下がり続けられる.また,実質金利の高止まりは企業の(量ではな
くその質選択において)投資行動自体を望ましくないものにする可能性があります.
187 名前:すりらんか 投稿日:2001/10/19(Fri) 15:27

ただし,私は実質金利の低下→投資増大はあまりあり得る話ではないと考えていま
す.投資を決めるのはなんと言っても将来の業績見込みです.現時点での投資の利
子弾力性はきわめて低いと考えています.

私の考えるインフレ→生産の影響経路は,金利に関しては
・実質金利の低下に伴う量ではなく……投資行動の変化(健全化)
Stiglitzノーベル賞受賞記念というわけではないですが,実質金利の高騰はより危
険な(一か八か)的な投資行動を選びがちにする.これはマクロ全体として平均的
な投資の成果を引き下げる.

で,財市場全般に関しては
・マイルドなインフレによる価格調整の進行
・インフレヘッジの意味での財・危険資産への需要増
前者はまぁ,おなじみの話です.第2点は
>どの程度のインフレに対して個人消費が反応するか
とのことですが,インフレ→今買わなきゃ→消費増という単純な経路はたしかにそ
う簡単には働いてくれないでしょう.しかし,デフレ傾向の継続は(消費者が非合
理的ならなおさら)そのトレンドを後追いする形での支出引き締めが行われ,事後
的には自己実現的にその買い控えは合理的だったことになってしまう(デフレスパ
イラルってやつです).とっかかりが非合理的だったとしてもその行動の「正しさ」
が経験で裏切られないならばそのような行動は継続して行われるでしょう.すくな
くともスパイラル的な買い控えをやめてもらうためには買い控えの合理性(?)を
一度でも経験で裏切ってやらないといけない.
188 名前:名無し体育の日 投稿日:2001/10/19(Fri) 16:44

新聞報道なんかによると、インフレターゲティングに懐疑的なのは日銀と一部の学者
って言われてますが、この「一部の学者」ってのは誰ですか?
189 名前:名無し体育の日 投稿日:2001/10/19(Fri) 23:15

政治家のご用学者が賛成しているといった方が正しいかも。





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