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ザモデルで政策論争

17 名前:晩秋の名無しさん 投稿日:2002/11/27(Wed) 01:26

「今の日本で不良債権処理を加速させても、必ずしも失業の増加には繋がらない」

というのは本当ですか?
18 名前:晩秋の名無しさん 投稿日:2002/11/27(Wed) 01:30

>>17
その前にFAQをまとめてください。てゆうか、その議論は難しすぎると思うのだが。
19 名前:晩秋の名無しさん 投稿日:2002/11/27(Wed) 01:31

どういう不良債権処理?
20 名前:晩秋の名無しさん 投稿日:2002/11/27(Wed) 01:35

自分はリーマンなんでちょっと疑問に思ったことだけ書きます。ずれてたら却下してください。

デフレ下で失業を増やす政策って、本当にまともなものなんですか?
失業が自然に増えていく状態のときに、失業者が増えすぎて困っている状態のときに、
更に失業を増やすことに繋がる政策ってのは本当に経済学的に正しいものなんですか?

感覚的には、それはちょっと違うと思うんですが。
不良債権処理を加速させることが必ずしも失業の増加には繋がらない、というならもちろん別ですが。
21 名前:晩秋の名無しさん 投稿日:2002/11/27(Wed) 01:39

不良債権処理がなんで失業の増加に繋がるの?
22 名前:晩秋の名無しさん 投稿日:2002/11/27(Wed) 01:42

この議論はなんかdellそうだからやめない?
23 名前:晩秋の名無しさん 投稿日:2002/11/27(Wed) 01:45

dellそうでないネタだりかふって
24 名前:晩秋の名無しさん 投稿日:2002/11/27(Wed) 02:02

>ヒクソンさん、dellさん
昨日のバトルをムシ返すようですみませんのですが。。。

http://matari.ichigobbs.com/cgi/readres.cgi?bo=economy&vi=0677&rr=94&fi=no
>債権放棄によってモラル・ハザードが生じる。すると、貸手は借手のこのような
>モラル・ハザード行動を事前に予想し、そもそも貸し出しをしない。
>信用収縮が生じる。

http://matari.ichigobbs.com/cgi/readres.cgi?bo=economy&vi=0677&rr=291&fi=no
>債権放棄は借り手のモラルハザードによる怠業の懸念を貸し手に想起させ、
>その後の貸し手ー借り手関係の成立に悪影響を及ぼすわけでしょう。

 このとき、「貸し手は、1度限りは債権放棄=借金棒引に応じる」っていう仮定を
おいてるんですよね。それとも、ここで問題にしているのは、政府に強要された形の
債権放棄でしょうか?
(「ザモデルスレ」でのこの話までの前段の流れが読めていないので、誤読ならスマソ。)

 貸し手が合理的だったら、そもそも、「1度限りの借金棒引」にも応じないで「身ぐるみ剥ぐ
=清算」を選択するのではないかと思うのですが。
 日常的な言葉で言うと「一旦借金をチャラにした相手が、再び貸して下さいと頼んできて
も、今度は貸さない」よりも、「そもそも借金をチャラにはしない」ほうが、貸し手にとって
は得ではないでしょうか。この状況では、どのみち借り手企業は先がないんだし。
 それとも、「借金棒引き or 身ぐるみ剥ぐ」の選択は、借り手企業の清算価値に
依存するのでしょうか?
25 名前:晩秋の名無しさん 投稿日:2002/11/27(Wed) 02:08

>>24
借り手企業の清算価値と継続価値の比較が重要では?
26 名前:24 投稿日:2002/11/27(Wed) 02:33

>>25
「貸し込み続ける」のであれば、確かに言われるとおりだと思います。これについては、
例の竹森本でも、「追い貸しは、ハイリスク、ハイリターンの投資」っていう考察をして
ますよね。
 でもヒクソンさんやdellさんは、「この次は貸さなくなる」って言うんでしょう?

 「一度は債権放棄し、その後は貸出しない」でも、「企業を清算する」でも、
最終的な帰結は似たり寄ったりかも知れませんが。。。
27 名前:プロボーラ− 投稿日:2002/11/27(Wed) 05:40

余談だけど、債権者の順位構成と日本の金融機関の立場を考えると、中々奥が深いかも。貸付債権は通常返済順位が高いけど、これが不良化し企業が存続するというのは、株主利益が守られていることとほぼ同義。他方、日本の銀行は、貸し手であると同時に株主だったりする。企業を追い込むと利益相反が発生しちゃうんだろうな。


( 役に立った! | 元スレ )
28 名前:晩秋の名無しさん 投稿日:2002/11/27(Wed) 14:48

>>24-26

だって一度は債権放棄するのは政府が強制するからでしょう。企業を清算するという選択肢はそもそも存在しない。
29 名前:晩秋の名無しさん 投稿日:2002/11/27(Wed) 14:58

えっ、倒産処理なんじゃないの?
30 名前:晩秋の名無しさん 投稿日:2002/11/27(Wed) 15:06

倒産処理はザモデル案。非ケインジアン案は債権放棄。ヒクソン、歌舞、dellらは後者を問題に途中から議論している。
31 名前:晩秋の名無しさん 投稿日:2002/11/27(Wed) 15:17

倒産処理と債権放棄で、どなたか比較してくれることキボンヌ
32 名前:晩秋の名無しさん 投稿日:2002/11/27(Wed) 15:41

>>31
"ザ・モデル"で経済を語るスレ Part2
http://matari.ichigobbs.com/cgi/readres.cgi?bo=economy&vi=0677&rr=299&rm=10
33 名前:晩秋の名無しさん 投稿日:2002/11/27(Wed) 17:16

↑ これと倒産処理or債権放棄がどう関係するのですか?
34 名前:24 投稿日:2002/11/27(Wed) 23:14

 >>28さん、ヒクソンさん、dellさん、ほんっっっとーーーにすいませんです。
 私の完全なる誤読でした。非ケインジアンさんの提案を受けての議論だったんですね。もういちど「ザモデルスレ」を読み直して、ようやく気づきました。ですから、>>24と>>26の私のカキコは、忘れて下さい。

 さて、それは別にして、銀行はどういう場合に「企業清算」ではなく、「追い貸し」や「債権放棄」を選択するのか、経済学入門のテキストをめくりながら、簡単なモデル(と言うホドのモノではありません(涙)。数式の整理と言う程度です……)で考えてみました。
 以下では、「銀行も一つ、借り手企業も一つ」ですし、期待利潤の割引現在価値化もしてません。預金者の期待利潤も考慮してないから「期待社会余剰」が計算できない、経営と所有が分離していない企業を想定している…………等々、不完全きわまりない代物ですが、厨房の私の能力(と時間)では「この程度」が精一杯ですので、とりあえずうpします。
 ド素人サラリーマン(経済ヲタ)が、仕事とは無関係な趣味でやってることなので、まったく自信がありません。かといって、周りにはコメントをくれるような人もいません。ミスがあったら、遠慮なく叩いて下さいませ m(_ _)m。でも、優しく叩いて下さいね。
35 名前:24 投稿日:2002/11/27(Wed) 23:15

銀行:P  企業:A  借り手が負う債務(元利合計):R
借入金を「プロジェクト」に投資した場合の粗収入
   成功した場合:S  失敗した場合:F(企業の清算価値)
   ただし、S > R > F
銀行の資金コスト(預金契約元利):I
(^:上付、_:下付)

 まず時点0では、企業は銀行にR_0の債務を負い、銀行は預金者にはI_0の元利を支払う必要がありますが、企業のプロジェクトはすでに失敗している、とします。銀行は、
  1.企業を清算し、取れるだけのカネ(=F)をとる。
  2.「追い貸し」をする。
という選択をします(債権放棄については後に考えます)。簡単のため以下では、企業の清算価値は0時点、1時点とも不変(=F)とします。企業を清算することによって得られる銀行の利潤は
 (1) U^P_0 = F−I_0
となります。ここで一旦清算をするのではなく、銀行は時点1において「追い貸し」を行い、その元利をR_1とした場合、銀行の期待利潤は、
 (2) EU^P_1 = p(R_1+R_0)+(1−p)F−(I_1+I_0)
となります。pはプロジェクトの成功確率(0<p<1)です。ここでは、プロジェクトが成功した場合には、企業は銀行に対しR_1とR_0をまとめて返済します。また、銀行は預金者に対して、プロジェクト終了時点でその成否にかかわらず、I_1とI_0をまとめて支払います(先にI_0を預金者に支払い、プロジェクト終了時点で銀行が得た利潤によって穴埋めする、と考えてもよいでしょう)。
36 名前:24 投稿日:2002/11/27(Wed) 23:16

 (1)<(2)を満たしていれば、銀行は「追い貸し」をします。(1)<(2)を整理すると、
 (3) p(R_1+R_0−F)−I_1 > 0
となります。(3)式から言えることを箇条書きにすると、
 1.プロジェクトの成功確率(p)が高いほど「追い貸し」が行われる。
 2.企業の債務(元利合計)(R_1+R_0)が大きいほど「追い貸し」が行われる。
   (Rは元利合計なので、実際には、「高い利子率をオファーした
    企業ほど、追い貸しされる」ということになります。)
 3.企業の清算価値(F)が小さいほど「追い貸し」が行われる。
 4.時点1の預金契約元利(I_1)が小さいほど「追い貸し」が行われる。
37 名前:24 投稿日:2002/11/27(Wed) 23:17

 次に企業の期待利潤について考えます。有限責任制のもとではプロジェクトが失敗した場合のことは考慮する必要がないので、時点1において「追い貸し」を受ける企業の期待利潤は、
 (4) EU^A_1 = p[S−(R_1+R_0)]
となります。注意すべきは、[ ]内が正でなければ、企業は「追い貸し」を受ける誘因を持たない、ということです。(3)式ではR_1+R_0が大きいほど銀行は「追い貸し」を選択する誘因を持ちましたが、
 (5) R_1+R_0 > S
となってしまうと、企業は「追い貸し」された資金を、プロジェクトに投資する理由がなくなるのです。「成功」したときの企業の期待利潤を、少しでも正にするためには、
 (6) (R_1+R_0)−S (>0)
を超える額の「債権放棄」を行う必要があります。Rは元利合計ですから、実際には、
   R_1+R_0 > S > I_1+I_0
の範囲では「金利減免」であり、
   I_1+I_0 > S
では「債権放棄」ですが、以下では簡単のため、一括して「債権放棄」と呼びましょう。
 (5)の状況で、債権放棄額が(6)に等しい額のときは、(4)の企業の期待利潤はゼロとなります。一方、銀行にとって、(6)に等しい額の「債権放棄」をし、なおかつ「追い貸し」を行う場合の期待利潤は、「(2)マイナス(6)」となります。「(2)マイナス(6)>(1)」を満たす場合は、銀行は、「企業清算」ではなく、「債権(一部)放棄を行い、かつ追い貸しを行う」ことになります。
 ここで、「(2)マイナス(6)>(1)」を整理すると
 (7) p(R_1+R_0−F)−I_1 > [(R_1+R_0)−S]
となります。





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