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農業の再生に向けて

20 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/08(Sat) 13:13

>これはそんなに低くない気がするんですが

これは良くないだろ。「気がする」でとどめておかずに調べるのが基本だろ。
21 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/08(Sat) 13:14

ジョエル・E・コーエンの「新人口論」読んだひといますか?
22 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/08(Sat) 13:25

マーケットから食料を調達できるならば、カロリーベースの食料自給率がいくら
低くても大きな問題はないだろう。戦争、災害も短期的な備えさえあればよい。
今後発生するであろう戦争の形態を考えれば、なおさらだ。

>戦争や災害による輸送路の遮断がなければ、飢餓は発生しないということ。
>その根拠は、世界的に見れば食料は余っている、という事実。

今後10年程度のスパンで食料危機が起こると考えている研究者はいないと
側聞する。問題はそれ以上の長いスパンでは、やはり不確定要因が大きいこ
とだろう。

日本の農民人口比率は先進国の中ではダントツで高い。農民の数を減らして
生産性をあげるのが先ず先決だろうと思う。
23 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/08(Sat) 13:35

>日本の農民人口比率は先進国の中ではダントツで高い。農民の数を減らして
>生産性をあげるのが先ず先決だろうと思う。

その通りです。同じような主張がスタンダードです。たとえば、
http://www.primaff.affrc.go.jp/saishin/meeting/yoshi/1865.pdf

農業から以下に生産要素を退出させるか、が、戦後の先進国の
農業政策の主論点です。(というか、の、はずです)
その背景には、TFPで計測した農業の生産性上昇率が、非農業部門を
上回っているという事実があります。それにもかかわらず、先進国の
政府は、農業に生産要素をとどめる形の農業政策をとり続けがちです。
ここらへんは政治経済学のツールを援用して説明されてます。

先進国の食料過剰が、途上国の農業生産に対する不確実性を増す働きを
しめしています。これによって局所的な飢餓が起こりやすくなっている
というのが、「飢餓と飽食が併存する」構造です。
24 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/08(Sat) 13:45

中国にしてもラオスにしても、他の途上国にしても、自然環境の制約で
これ以上の食料の増産は期待しないほうがよいと思います。というのは
これまでの増産は耕地の拡大に頼った結果、どんどん、修復不可能なレ
ベルでの環境破壊を進めたからです。

土地生産性の向上による食料増産の方向へ転換するならその辺りもクリ
アーできるのかもしれませんが、途上国農民の中にそのインセンティブ
と資本が存在しないことを考えると、難しいかもしれません。

例えば、フィリピンなども緑の革命による食料自給を70年代に達成して
いますが、現在は再び輸入国へ転落しています。(なにしろその当時と
比べて人口は確実に2倍以上になっている)

これらの状況を考えると、世界的な食料危機が訪れることはほぼ確実か
な?と思います。とりあえず、日本は経済力でその被害を受けることを
回避ないし延期できると思いますが、せっかく高い食料生産能力(水田
など)を放棄してしまうのはもってのほかとも思います。
25 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/08(Sat) 14:08

>>06

経済学部で農業経済をやるのはよしたほうがいいよ。
人材が薄いし、マル経教官の指定ポストになってる大学も多いし。
農業を分析するに当たって、マル経的視点は実は重要なんだけど
(農業経済は政治経済学的側面が強いから)、国際貿易論を主体
にしなければ、議論にならない。

大学だったら、旧帝大に限ります。農場広いし。
26 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/08(Sat) 14:33

>農民の数を減らして生産性をあげる

日本では農地の売買による移動は原則的にないので(誰も手放そうとしない)、
一つの集落の中に認定オペレーターを数人つくり、集落内の農作業をまかせる
という形で実質的な生産性の向上を目指しているはず。
27 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/08(Sat) 15:29

新卒の農業従事者は2000人程度だったと記憶している。現在の農業従事者の平均年齢は
60歳を超えているから、今後10年ほどで農民人口の急減が期待できる。問題はその農業
人口の専業兼業比率だろう。兼業農家自体は所得水準も高い。彼等に不利な税制の導入でも
しないと、専業比率が小さくなってしまう。これでは生産性は向上しない。
28 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/08(Sat) 15:38

>>26
農地法の規定によって、農地の売買は難しくなっているので、
生産委託による大規模化が主流になってますね。

耕作者のインセンティブを高めるためには、土地の所有権が
移動する形の大規模化のほうが望ましいのですが。短期的に
借りている土地だと、土地に対する投資が出来ませんからね。
品質の低いコメを作ってしまうとこれからは命取りだし。
29 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/08(Sat) 15:57

農地から得られる収益は低いですからねえ。ラフな数値を挙げると、

1ヘクタールあたりだいたい6000kgのコメが取れます。60kg当たりの販売価格は
14000円程度。60kgあたりの生産費のうち、種苗代、水利費、農薬代、肥料代で
7000円くらい。だから、10ヘクタール経営していても、付加価値は700万円。
ここから、地代、機械の費用などを差っ引いたら手元にあまり残りません。さ
らに、銘柄産地でなければ、コメの販売価格は下落傾向にあります。先行きは
本当に不透明ですね。10ヘクタールの整備された土地があってもこの程度では、
資本収益性はとても低いです。
30 名前:プロボーラー 投稿日:2002/06/08(Sat) 16:13

参考情報1:農業は低生産
一人あたり生産(SNA平成2年基準、万円)
年    1次産業 二次産業 三次産業
1990年 193.94 763.34 745.51
1991年 185.65 775.56 757.20
1992年  203.23 758.25 762.49
1993年  187.54 745.88 757.39
1994年  206.58 746.58 763.06
1995年  198.09 777.48 768.61
1996年 207.62 817.18 791.05
1997年 200.82 825.37 793.39
1998年 198.64 796.12 785.65


( 役に立った! | 元スレ )
31 名前:プロボーラー 投稿日:2002/06/08(Sat) 16:17

参考情報2:農業は資本集約的?
一人あたり資本(SNA平成2年基準、万円)
年    一次    二次   三次
1990年 1526.52 1328.94 929.23
1991年 1636.62 1391.58 1009.90
1992年 1740.99 1449.45 1060.45
1993年 1878.92 1511.70 1098.60
1994年 1964.39 1569.09 1140.05
1995年 2033.69 1644.73 1177.66
1996年 2124.76 1711.60 1229.52
1997年 2175.81 1777.09 1283.34
1998年 2235.11 1919.70 1326.41
32 名前:招き猫@IQ20以下の業界 投稿日:2002/06/08(Sat) 16:45

>>30-31
プロボーラー氏に質問です。
1)データはどこから取られたものですか?
2)一次産業に締める農業の割合はどれくらいですか?
林業・漁業等が含まれると思われますが・・・
33 名前:♪ 投稿日:2002/06/08(Sat) 18:54

農業はスペインにも劣る日本の生産性の低さの主因でしょうね

減反制度なんて信じられない
農水官僚って馬鹿集団?
他の官庁行けなかった人の集まり?
34 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/08(Sat) 19:37

うちは兼業農家ですけど、投下されてる資本はすごいですよ。
トラクター、コンバインなど、機械がいっぱいあるけど
つくってる米なんかしれたもの。
趣味みたいなものですな。
35 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/08(Sat) 20:35

減反政策の下、水田への土木工事を何十兆円も突っ込んだ
農林水産省は本当に素晴らしいと思います。
嫌がる農民の顔を札束ではたいてむりやり(略)

昭和42年に米の自給が達成されて(ちょうど貿易収支の黒字が
定着したころですな)、水田面積が300万ヘクタール近くになって、
素晴らしい金字塔を達成したあと、さらに高い目標を勝手に
作り出してしまう、国民にはうそをプロパガンダして。

ウルグアイラウンド対策費の6兆円なんて、ほとんど土木工事
に使われているんだよなあ。何で誰も止めないんだ?マスコミ
もあまり騒がなかったし。本当は経済学やっている人間が真っ
先に騒がなければならんと思うんだが、3テンポくらい遅れるし。


>他の官庁行けなかった人の集まり?

実は農水省は法律職の間の人気は高い。JRA、農林中金など、
超Aクラスの天下り先がたくさんあるから。

経済職は干されるらしいぞ。
36 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/08(Sat) 21:11

日本ではデカップリング政策はやってないのですか?
37 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/08(Sat) 21:21

やってないっすね。法律改正されたから、やってもいいんだけどね。
38 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/08(Sat) 21:52

>>37
そうでしたか。10年程前に議論されてたのを覚えてたんですけど。
やってませんか。サンクス。
39 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/08(Sat) 21:53

ザデカップリング政策の導入を検討中
40 名前:ポチ 投稿日:2002/06/08(Sat) 23:28

食糧自給率の低さは、日本の消費構造が欧米化し、米の需要が伸び悩む一方
飼料や小麦の需要が増加したからではないでしょうか。

食糧自給率という数字よりも、耕地が減少していく状況のほうが大きな問題
だと思います。

デカップリング政策などで専業農家を保護する一方で
兼業農家には厳しいですが
農地の流動化を図るため、農地法の改正や相続税などの優遇措置の見直し
生産調整を廃止すべき。





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