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ロバート・ルーカスはかく語りぬ

60 名前:ヨロズ 投稿日:2002/02/21(Thu) 08:51

ぼけ老人さん

>日銀を中心に漠然と懸念されていることは、
>「人々が突然、円を使うのをやめ、流通通貨をドルに変えてしまうような大変革」
>ということのようです。

これってつまりハイパーインフレ論ですよね?
インフレになってから心配すればいいと思うのですが。
64 名前:すりらんか 投稿日:2002/02/21(Thu) 12:03

>ぼけ老人さん
しかし,その様な事態が生じる時にはやはり現象としてハイパー・インフレ
は生じるわけですよね.その意味で,無制限のインフレ政策への批判にはな
り得てもターゲッティングへの批判としては弱いのかとも思います.

私が多少気にしているのは,現在安全な資産がマネー・国債しかないからで
ふれになっている.インフレ政策は「これらが安全すぎるから消費・投資が
おきない……だからこれをもう少し魅力的でなくそう」というもので,これ
が行われると国中から安心して持っていられる資産がなくなるというもので
す.ただ,この考え方は,今度はあまりにも貨幣の投機需要みたいな部分を
重視しすぎている気がします.貨幣価値を構成するのは交換手段として便利
というインカムゲインみたいなものとキャピタルゲイン的な部分だと思いま
すが,ハイパーインフレのケースを除くとこのインカムゲイン部分はそれほ
ど損なわれないだろうと漠然と考えたりしますね.
74 名前:名無しさん2002 投稿日:2002/02/22(Fri) 09:08

>伝統的ケインジアンがインフレターゲットって方がスッゴク違和感
どらえもん氏は自称オールドケインジアンだけど、どっちかっちゅーとマネタリスト的ケインジアンだろ?すりらんか氏はニューケインジアンってことはイコールニューマネタリストでもある
75 名前:名無しさん2002 投稿日:2002/02/22(Fri) 09:16

>どらえもん氏は自称オールドケインジアンだけど、どっちかっちゅーとマネタリスト的ケインジアンだろ?すりらんか氏はニューケインジアンってことはイコールニューマネタリストでもある
なるほど。
そうする、いまどきはどう分けりゃいいんだろうか?
76 名前:ドラエモン 投稿日:2002/02/22(Fri) 09:18

>>74

う、仰る通りであります。フィリップス曲線を動学的な均衡の軌跡とは読まないという所しか
アイデンティティーはないね。その意味で、オールドケインジアンでもありオールド・マネタリ
ストでもある。まあ、年寄りは常に保守反動勢力ということでして(笑
77 名前:名無しさん2002 投稿日:2002/02/22(Fri) 09:58

インフレターゲティングはマネタリストの系統でしょう?
78 名前:ドラエモン 投稿日:2002/02/22(Fri) 11:26

>>77

僕の最初はそう思っていたが、道具立てはケインジアンでよくて、動学的非整合性が
ターゲットのメリットなわけだから、マネタリストの系統というわけにもいかない。
79 名前:名無しさん2002 投稿日:2002/02/22(Fri) 11:38

ルールか裁量かで分けてるんじゃないんだ。
そりゃ話食い違うわ。それでもケインジアンってどんな人?
80 名前:ドラエモン 投稿日:2002/02/22(Fri) 11:39

上は、「動学的非整合性が」ではなく「動学的非整合性を回避できるのが」に訂正。
81 名前:名無しさん2002 投稿日:2002/02/22(Fri) 11:50

>>78
>>80
そういう話なら、なんでルーカスの発言に驚くのかな?
82 名前:ドラエモン 投稿日:2002/02/22(Fri) 12:03

>>81

1.インフレ率やマネーサプライが「安定している」ことが金融政策の巧くいっている証拠なら、
今の日本はインフレ率はGDPデフレータでマイナス2%、マネーサプライはM2+CDで
3%で非常に安定してます。長期のフィリップス曲線が垂直という昔のルーカスモデルに
従う限り、これで問題は何もないはずで、>>1のような日銀批判は無意味でしょう。

2.しかも、デフレを放置すれば「大恐慌に陥る恐れがある」なんて、いったいどんな理論的
裏付けて出てきますか?

3.そもそも、前のレスでも書いたように、マネーサプライルールでk>0とする根拠は、
新古典派マクロには存在しないと思う。あるなら教えて欲しいですな。
83 名前:名無しさん2002 投稿日:2002/02/22(Fri) 12:23

>>82
結局は3ってことね。
でも、マネーサプライなんでもいいってことではないと思うけど。
このへんは、ヨロズ氏にバトンタッチ。
(勝手に放り投げて申し訳ないですが、よろしくお願いします)

3の解釈次第ではあるけど、今の状態は「安定している」って判断も?
こういうのってどれくらいの期間で見るのかもわかんないけど・・・
84 名前:ぼけ老人 投稿日:2002/02/22(Fri) 12:41

>>60
>>64
「ハイパーインフレが怖いのか?」と「彼ら」に聞くと、どうもそういう
ことではないようです。彼らの中には、殆ど経済学の知識のない人もいますが、
なかにはゲーム論を勉強したれっきとしたエコノミストもいます。
(例えば小林慶一郎氏とにたような経歴の人)
彼らゲーム論系の人々は、fiat moneyを完全にnash均衡のひとつの形として
しか見なしていません。そう考えると、「円を使わない」という均衡は
あっという間にやって来てもおかしくないというのです。

「その時、結果としてハイパーインフレなのではないか?
本気でそんなことが起こると思うか?」
と問うと、割と自信なさげな顔をする人も多いですが(笑)。

ま、現場の人々の心中はそんな感じだという話です。


( 役に立った! | 元スレ )
85 名前:名無しさん2002 投稿日:2002/02/22(Fri) 14:27

学派の対立を戯画的に描いても仕方ないだろうから
どっちも相手を狭く描いて攻撃するのは?
なんだけど、
ドラエモン氏が
>>76
>フィリップス曲線を動学的な均衡の軌跡とは読まない
といいつつ、
>>78
>>80
で動学的非整合性の問題解決のために
インフレターゲッティングOKというあたりが
わからん。
86 名前:ドラエモン 投稿日:2002/02/22(Fri) 14:45

>>85

動学的非整合性を主張した走りのロゴフのモデルでも、ただのISLM+期待インフレ付き
フィリップスカーブでしょう。別に、フィリップスカーブが調整関数だとしても、失業率−
インフレ率平面での最適点選択の問題には関係ないんじゃない???

動学的均衡の軌跡っていう僕のカキコは、任意時点で労働需給が事前的に均衡しているという
意味で、ISLM均衡と両立するとか言う意味ではないよ。
87 名前:名無しさん2002 投稿日:2002/02/22(Fri) 22:04

伊藤元重先生のマクロのテキストは
ちょっとだけ45度線分析やIS・LM分析やっているみたいですね。
88 名前:学部厨房 投稿日:2002/03/01(Fri) 00:29

学部厨房ですが
試験も終わり、ほっと一息ついてるところです。

IS・LMもわからないながらなんとかこなしましたが、
「IS・LMもまだまだ使える」とドラエモン先生やすりらんか先生のご発言をここで見て喜んでいます。

といいつつ質問なのですが、
デフレ下で失業率が高くなる=国民所得が低くなる、
デフレで物価水準が下がる=実質貨幣供給量が増える
というのは、IS・LM分析(あるいは、ケインズ経済学)ではどのように考えたらいいのでしょうか?

ルーカスとは無関係な話なんですが、とりあえず関係しそうだったんで、
先生方に教えていただきたいと思い、投稿しました。よろしくお願いいたします。
89 名前:ドラエモン 投稿日:2002/03/01(Fri) 09:42

>>88さん

先生はやめてね。本当に違うんだから。

で、問題なのは一回限りの物価の下落の効果と、持続的な物価の下落の効果は違うと言うこ
とです。このあたりが、批判を受けるところ(ルーカスも「名人芸で使えば巧く使えるが、
モデル自体は駄目だ」と言ってる根拠)ではある。本当は背後にインフレを含むより一般的
な動学モデルがあって、それを基準に「解釈」しているのは事実。

ある物価水準から、より低い物価水準に低下して、その後は一定なら君の言うように実質貨幣
残高の増加によって総需要は増加する。しかし、持続的な物価の下落が予想されている場合に
は、実質金利=名目金利+予想デフレ率だからデフレは総需要に抑圧的に作用する。

マンキューのマクロ経済学には、こうした効果を明示的に扱えるようにISLMを拡張した
モデルの説明がでているよ。
90 名前:学部厨房 投稿日:2002/03/02(Sat) 01:36

>>89
あえて先生と呼ばせてください。
ドラエモン先生、ありがとうございました。

>マンキューのマクロ経済学には、こうした効果を明示的に扱えるようにISLMを拡張した
>モデルの説明がでているよ。
ありがとうございます。今度厨房なりに勉強してきます。

>実質金利=名目金利+予想デフレ率だからデフレは総需要に抑圧的に作用する。
ぼくがうけたマクロの先生は、最初は
「今年こそ45度線やIS/LMを使わずに、面白いマクロをやる」と
言いつつ、途中で「教育効果考えて、今年はギブアップ」
とかいって45度線やIS/LMを結局やったんですが、
この話って、そんな(いい加減な)講義の途中で出てきた、
フィッシャー効果がどうのこうのとかいってた話と
かかわりそうな気がするのですが・・・
そこで、質問なのですが、
名目金利とデフレ率は連動してしまわないのでしょうか?

勉強不足ですみませんが、先生方よろしくお願いいたします。
91 名前:すりらんか 投稿日:2002/03/02(Sat) 11:06

「先生」に関しては黒木掲示版ルールみたく,「冷やかし」の時だけと
かにしましょうよ.
http://www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/keijiban/Rules.html#sensei

>「今年こそ45度線やIS/LMを使わずに、面白いマクロをやる」
どういう意味か分からないですが,確かにそれってチャレンジしたい話
ではある.つまりはミクロ的基礎づけからはじめちゃうってはなしです
よね.ただ,マクロをはじめてやる人向けにそれをやると「何でこんな
コトすんのか分からない」状態で細部の話が多くなるから確かに難しい
と思います.

>名目金利とデフレ率は連動してしまわないのでしょうか?
名目金利=実質金利+期待インフレ率ですから実質金利が一定ならばイ
ンフレ率と名目金利は連動しますね(デフレ率とは逆相関する).
92 名前:ドラエモン 投稿日:2002/03/02(Sat) 19:39

期待インフレ率と名目長期金利の間の関係は、実に深刻な問題であり、現在のインフレターゲッ
トの有効性を巡る論争も、煎じ詰めればここに帰着する。つまり、インフレ期待の形成は、期待
実質金利を下げられるのか?インフレという名目変数の変化は実質変数に影響しうるのか?結局
は、二分法は成立するのか?といった、200年くらい続いている論争の一部だよ。

昔、フィッシャー効果の実証を行った例では、実質金利を一定と仮定した奴が多かったように思
う。そこで、フィッシャー効果が係数1で成立している例は結構あるね。ただ、これは実質金利
が一定と先験的に仮定している。

金融政策が何らかの意味で実質的に有効なら、実質金利を一定と見なすことは出来ない。だが、
実質金利を資本の限界生産力とみなすと、金融政策からは独立となる。

言えることは、この問題を避けてとおる人が多いということだな。
93 名前:名無しさん2002 投稿日:2002/03/02(Sat) 22:28

>期待インフレ率と名目長期金利の間の関係は、実に深刻な問題であり、現在のインフレターゲットの有効性を巡る論争も、煎じ詰めればここに帰着する。つまり、インフレ期待の形成は、期待実質金利を下げられるのか?インフレという名目変数の変化は実質変数に影響しうるのか?
これって本当ですか?
インフレターゲットの有効性云々をここに結び付けても議論を誤るだけのようにしか思えないのですが・・・
そもそもこのスレッドの出発点からその点での誤解があるようにも思われますが、金融的なトランスミッションを認める立場にたつとして、どういう帰結になるということですか?
94 名前:学部厨房 投稿日:2002/03/02(Sat) 23:01

>>91
>>92
両先生あらため両御大に回答いただき、感動してます。
ドラエモン御大の後半がよくわからないのですが、
「実質金利一定として、係数1が成立」という実証はなぜだめなんですか?
「係数1が成立」なら、実質金利一定と見れませんか?

できが悪くて申し訳ありません。





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