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ポストケインジアンについて

452 名前:すりらんか 投稿日:2002/06/12(Wed) 11:57

>「有効需要の原理」から、情報の非対称モデルにたどり着くまでの道程は
まず,有効需要の原理に関してですが,異時点間代替であれ需要の一項目である
消費が前倒しされ,生産が増えているわけだから>>418みたいに考えるのもありで
すが確かに(Old Keynesianなりザモデル氏の眷属wなりに)「ほんとにこれがお
まえの有効需要の解釈なんだな!!」と詰め寄られたら私は「す,すいません違
うです」といわざるを得ない.

ここで,教科書的な有効需要の原理,そして乗数効果について思い出しましょう.
需要増が生産の増大を生んで,生産=所得の増加が消費を,消費需要の増大が・・・
と考えると,今回ザモデル氏が(気前よく@嫌味w)出したヒント

>企業の意思決定が家計の消費と同じというのが、馬鹿げていると思う
>設備というのは需要である一方、総供給も増やすから。
>家計と企業を分けて考える
というのがちょっとわかってきた気がする.もうワンヒントほしいと思うんだが,
投資に外部性入れて考えてます?
454 名前:一夢庵 投稿日:2002/06/12(Wed) 12:26

>>450
僕も少し気にし過ぎかもしれません。こちらこそスマソです。
455 名前:一夢庵 投稿日:2002/06/12(Wed) 13:08

>>447 >>453

このスレの >>1-130 くらいまでを再読しましたが、やっぱり話題が全然違いますよ。

「ザ・モデルで経済を語るスレ」を立てます。参加はみなさんの意志にお任せします。
話題の名無しさんが登場しなくても以下のテキストなどをネタに語り合いましょう。

http://www.princeton.edu/~woodford/chapter1.pdf
http://www.princeton.edu/~woodford/chapter2.pdf

ネタ元[Interest and Prices: Foundations of a Theory of Monetary Policyの原稿]
http://www.princeton.edu/~woodford/

ぜーぜー、昼休みおわってしまつた。。。
456 名前:キスケ 投稿日:2002/06/12(Wed) 15:14

おお、1週間で急展開だぁ。
マクロ厨房の私は、読んでも分からぬマクロの論文持ってないので、家で見つかったのは
John B. Taylor, AER, May 2000, 90(2), pp.90-94.だけ。

> 歌舞音曲氏
Clarida et al., J. Econ. Literature, Dec. 1999, 37(4), pp.1661-1707.
がsurveyみたいっすね。でもザモデル氏(>>441)に言わせれば、これもトンデモなのかな。
(キスケには東部と西部の区別すら付いていない)

Taylorによれば(p.91左側〜)
If one looks carefully at macroeconomic policy research in the 1990's, one
finds a nearly universal model being used to explain fluctuations around the
growth trend.
... Virtually all of the participants in a recent NBER conference on monetary-
policy evaluation used this type of model (see Taylor ed. 'Monetary policy
rules', Univ. Chicago Press, 1999).
だとさ。ご参考までに。
457 名前:キスケ 投稿日:2002/06/12(Wed) 15:38

Taylor (p.91右側)によると(ホントか嘘かは知らんが)
But all the models can be boiled down to three relationships and three variables:
1. y= -ar +u
2. r= bp +v
3. p= p(-1) +cy(-1) +w
where y is real GDP measured relative to the potential GDP, r is the real
interest rate, p is the inflation rate, and u, v, and w are shift terms.
なんて要約してる。
458 名前:一夢庵 投稿日:2002/06/12(Wed) 17:36

新スレ立てました。有志の方、移動をお願いします。

"ザ・モデル"で経済を語るスレ
http://www.ichigobbs.net/cgi-bin/readres.cgi?bo=economy&vi=0545&rm=50
459 名前:ポチ 投稿日:2002/06/12(Wed) 20:09

とりあえず、ポストケインジアンなネタもふってみます。
ホリゾンタリストなんか、どうでっしゃろう。
ムーアとか。
460 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/13(Thu) 01:12

>>451
(1)先祖帰りモデル
y(t) = a1*y(t-1)-a2*r(t)
dp(t)= dp(-1) +a3*y(t)
何らかの金融政策ルール

(2)New Keynsian Dynamic Model(というらしいがこの呼称も怪しい)
y(t) = y(t+1)-a2*r(t)
dp(t)= 0.99*dp(t+1) + a3*y(t)
何らかの金融政策ルール

見た目が似ているので、ただ両者を混同している「分かってない人」と
全く違うモデルであることを理解しつつ、同じであると「強弁している人」に
分かれる。
どちらも頂けない人種だが、後者の方が罪深い。
その理由を言う前に、二つのモデルの違いをまとめておく。

モデル(1)
micro foundationがない=ザモデルではない
Blanshard-Kahnの定理を満たす=金融政策の分析がしやすい
有効需要の原理(もどき)的な解釈が出来る=さらに政策分析しやすい
合理的期待関係無し

モデル(2)
micro foundationがある=ザモデルの一つのバージョン
Blanchard-Kahnの定理が成立しない=複数均衡または発散系
有効需要の原理無し=総需要管理政策が無意味
期待形成メカニズムがモデルの解に大きく影響
461 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/13(Thu) 01:15

つまり、モデル(1)を使わないと、総需要が云々という政策分析が出来ない。
一方、モデル(2)を使わないと、micro foundationがないので、
ルーカス批判を回避出来ない。

そこで、ルーカス批判を持ち出されるような、ガチンコな場所では
モデル(2)を使い、総需要が云々という話をしたいときは、モデル(1)を
用いるという、非常に卑怯な振る舞いをしている人々がいるということ。
462 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/13(Thu) 01:20

>>460の二つのモデルが決定的に違う数学的な理由は先に述べたように
状態変数と操作変数の数の問題。

一方、「経済学的」な理由は、前者のモデルには、設備投資があり、
後者にはないということ。
この点は、極めて本質的。

これが分かる人は、次のステップに進めるが(すりらんか氏・ドラエモン氏は
実は分かっている(いた?)ようだ)、これがピンと来ないひとは、
結局、何時間かのレクチャーを受ける必要がある。
それは掲示板では不可能だし、私もやる気がないので、以下、私の言っていることは
無視してくれてよい。
463 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/13(Thu) 01:27

>>452
>確かに(Old Keynesianなりザモデル氏の眷属wなりに)「ほんとにこれがお
>まえの有効需要の解釈なんだな!!」と詰め寄られたら私は「す,すいません違
>うです」といわざるを得ない.

私も違うと思うわけよ。

消費という需要項目を増やして、生産・所得が増えるというメカニズムは
現代マクロでは全くありえない。
(消費こそが需要主導の景気変動のコアだと思う人は、道程は険しい。)

一方、設備投資という需要項目を増やして、生産・所得が増えるという話は
容易にありうる。資本が増えれば生産も増えるのだから。

が、こういう発想に立った瞬間に、全てのNew Keynsian dyanamic macroは、
消えることになる。クルグマン・キングを捨てる「決意」がいる。
464 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/13(Thu) 01:33

>>452
我々が大好きな式を考える。
Y=C+I
これをIS曲線と見たい(呼びたい)のだが、この式は、まっとうな
ミクロ経済学者が見れば、リソース・コンストレイントでしかありえない。
つまり、左辺があって、それを右辺が分けているイメージ。

一方、有効需要の原理というのは、右辺の合計が先に決まるイメージ。
リソース・コンストレイントという立場からは、そんな馬鹿げたことは、
ありえないように見える。


( 役に立った! | 元スレ )
465 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/13(Thu) 01:47

普通、企業は利潤最大化、家計は効用最大化していると考える。
利潤最大化が目的である以上、企業家(企業の意思決定者)の効用関数を
線形にしてもいいかもしれない。その場合、企業消費(CE)はスムージングされない。
Y = CH + CE + I (CHは家計の消費)
実は、こういうIS曲線を考えると、有効需要の原理は見事に復活する。
理由は、各自考えてもらいたい。

こういうIS曲線にするには、代表的個人の仮定を崩さないといけない(これに反発する
ゴキブリマクロは結構いる)、プラス、企業の所有と経営をどうやって分けるかが
モデルを組む段階で問題になる。
466 名前:一夢庵 投稿日:2002/06/13(Thu) 07:07

>>465
465さん、おはようございます。時間がないので手短に。

>代表的個人の仮定を崩さないといけない

その場合、"ザ・モデル"じゃなくて、"ザ「俺の」モデル"になっちゃいませんでしょうか?
467 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/13(Thu) 07:15

>>466
460で書かれているように
micro foundationがある=ザモデルの一つのバージョン
という理解だから、代表的個人は無関係と思われ。

こっからどう企業行動入れるのかは期待しよう。
contract好きのミクロ屋さんたちの場合はmoneyは入ってないんで、
money入れてどう仕組むかに期待しましょう。
468 名前:ドラエモン 投稿日:2002/06/13(Thu) 14:03

なんというか、この問題って45度線の解釈の段階で僕が学部の1年の頃に悩んだことじゃ
ないのかな?なんかザモデル氏の思いっきり馬鹿にされそうだが、ダンマリは卑怯みたい
で趣味じゃないから書いときます。

企業の付加価値分配と家計の受取所得の関係。完全競争下とワルラス的調整(タトマン)
さらに内部留保はないと前提にすると、

企業サイドでは 付加価値生産計画額=賃金率・労働需要+計画利潤額
家計サイドでは、受取所得=賃金率・労働供給+受取利潤予想額

ところが、生産計画額=受取所得が恒等式だというのが45度線の前提だが、実際には
労働需給が均衡しない段階で実際の取引が行われるのだから両定義式右辺の最初の賃金
支払いの段階で一致は生じない。ここを再決定仮説で家計の予想賃金収入を労働供給で
はなく労働需要に再決定し不一致を消し去っている。ところが、まだ計画利潤額と受取
予想利潤額の均等が残っている。企業が家計から独立していなければ両者は恒等的に一
致するから、新古典派的な想定の下では問題ないが、ケインズ的な世界ではこれが一致
しないのがあたりまえ。だとすると、恒常所得とか言い出さなくても、すでに経常所得
によって消費計画が策定されるという素朴ケインズ派の前提自体が崩れる。家計は、何
か予想にしたがって受取り利潤を決めていて、それによって消費計画を立てなきゃいけ
ない。

この問題は、ケインズの貨幣論のなかの貯蓄投資差額が予期せぬ利潤となるという話に
関連してくるわけだが、ここら辺りの議論はほとんどまじめにされてはいない。新古典派
はもちろん無視だが、ケインズ派でも同じ。家計と企業の意思決定の独立性と、そのイン
プリケーションをまじめに考えないと、食い残しを投資する新古典派動学=ラムゼイの
呪縛からは逃れられないよ。
469 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/13(Thu) 16:23

>>468
目のつけどころはいい線行っていると思う。
みなこの類の疑問で悩むはず。この種の疑問をスキップして今の
日本経済についての政策議論はできないだろう。

ひとつの答えは、「真面目に消費計画を考えない経済主体」として、
企業自体の消費行動を考えればいい。企業は線形の効用(利潤最大化主体)なので、
「経常所得」で消費をしているとすればいい。

と言っても本質は分かりにくいと思うので、視点を変えた具体例。
Blanchard&Ficsherの2章を紐解いてみる。
大抵、ラムゼイモデルだけ読んで続きは読まないが、2.4のトービンのq理論を入れた
ザモデルに注目する。これには、かなり「有効需要の原理」に近いメカニズムがある。
このザモデルでは、企業と家計は分離していないし、家計自体はconcave効用関数に
よって恒常所得(スムージング)で消費している。
にもかかわらず、このザモデルは、設備投資→総生産の因果性がある。
なぜだろうか。
これが分かれば、>>465の「企業消費」の意味も本質が見えてくる。
470 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/13(Thu) 16:27

>>465タイプのザモデルには、Kiyotaki and MooreのCredit Cyclesと
Carlstrom and Fuerstのcostly state verification modelなどがある。
これらに共通しているのは、他にagency costモデルであるという点だが、
それをとりあえずおいておいて、BF2章のTobin型ザモデルとの共通点を
考えるといい。もちろん、Tobin型ザモデルには、agency costはない。
471 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/13(Thu) 16:38

>>470に挙げた3つのザモデルは、実は数学的にも非常に似た構造を持っており、
それが、需要→供給のメカニズムを生み出している。

>>467
moneyまで行く気はない。
moneyをちゃんと入れたザモデルは、まだ確立していないと言ったはず。
もちろんそれについても実は、かなりのところまで答えは出ていて(私
の研究(=自分のザモデル)にも不完全な回答はある)、Kioyotakiさんの
最新論文には、一つのcompleteな形の答えが乗っている。

が、前にも書いたが、リフレ策の根拠としては実はマネーの部分を
真剣に考えなくても、答えは出る。
どうしてもmoneyの議論をしたいと言うなら、そういう気持ちも
分からないでもないが、既存のマクロ経済学は全て越えた所まで行かないといけない。
その前に、手持ちの道具だけで分かることがあるので、そこまで行くことの方が先。
472 名前:すりらんか 投稿日:2002/06/14(Fri) 11:16

最初,企業の消費と聞いただけでは何だ?と思いましたが,後ろで,Tobin's
qに言及しているところを見ると調整費用とかのイメージでよいのかしら?
とすると,ザモデル氏は,
・調整費用関数が線型(or投資のスムージングを防ぐ他の工夫)
・Agency Cost有で,投資時調整費用込みの借り入れが必要
といった設定を持っているということでしょうか?その結果,

投資の集中→将来の生産の増加→現在需要の増加→現在の最適マークアップの低下

のような?
473 名前:ザモデル 投稿日:2002/06/14(Fri) 16:01

>>472
駄目だ。全然、通じていない。

中途半端で申し訳ないが、ギブアップする。
私はTAなど、teachingの経験がないので、そのせいかもせい知れない。
ザモデル(=マクロ経済学)のフロンティアを共有しつつ、
日本についての政策議論にもっていきたかったが、どうにも難しい。
ここでリタイヤさせてもらう。
474 名前:並盛梅雨だく名無しさん 投稿日:2002/06/14(Fri) 16:31

>471
>その前に、手持ちの道具だけで分かることがあるので、そこまで行くことの方が先。
「手持ちの道具」がどんなものか開示希望。
ついでに、この1行にあるような「見通し」とやらも。

ネット初心者にありがちな暴れ方だが、日常生活もそうかも(藁)
今のままだと「人との接し方が分からず、ただ暴れるだけの幼児」にすぎない。
通じてないのは、どっちが悪いんだ?
teachingできないのは当人が判ってないからなんじゃ?





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